今は成り立たない「外貨預金」とセットの投資信託

ここでは、投資信託初心者の方が陥りやすい、販売する側だけ
が儲かるいわゆる「買ってはいけない」投信の例を紹介します。

定期預金とセットで販売されている投資信託は、金利のメリッ
トが限定的である上、手数料の高いものが多いため決してオス
スメできる商品ではありません。

それと同じようなタイプで、投信の代わりに「外貨預金」がセ
ットになっている商品もありますが、定期預金のセットと同様
に、手数料が高い商品が大半。

外貨預金では通常円を外貨に替えるときと、外貨から円に戻す
ときの2回とも「為替手数料」というものがかかり、たとえば
米ドル預金は1ドル当たり往復で2円程度の手数料がかかるの
が普通です。

これを計算すれば、1ドル当たりの手数料は1.6%程になり、
米ドルの1年定期預金金利は2013年時点では0.04%と
なっていますから、完全な逆ザヤ状態で、現在ではこのような
商品自体が成り立たないことになっています。

しかも米ドル預金の手数料は他国の通貨に比べてもっとも安い
部類にはいるため、オーストラリアドルは1豪ドルにつき5%
と、手数料率は5.8%とありえない程の高額。

これだけの手数料を差し引かれてしまえば、いくら金利が良い
状態(2007年頃の米ドル定期預金金利は3.5%程)でも
為替が円高ドル安方向へ少し振れただけでも、元本割を起こし
てしまいます。

さらに悪いことに、外貨定期預金は満期前には原則中途解約が
できないため、1年後の為替相場が円安になるのを願っての、
ギャンブルをするようなあり得ない商品であることに加え、手
数料だけは確実に取られるというダブルパンチ。

それでも外貨投資をしたいという方は、為替手数料が預金に比
べて安い外貨MMFがオススメで、これは買い付けた翌日から
売却が可能になる換金性の高さが魅力。

しかも金利に相当する部分には一律20%の源泉徴収が適用さ
れるのですが、為替差益は非課税扱いとされます。

反対に外貨預金の方は為替差益が「雑所得」と見なされ、課税
の対象となることもあるため注意が必要。

2013年時点では米ドルの預金金利が安すぎるため、成立し
ない商品となっていますが、景気がよくなってくれば復活する
ことも十分考えられるため、注意しなければなりません。

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