定期預金とセットの投資信託を買ってはいけません

ここでは、投資信託初心者の方が陥りやすい、販売する側だけ
が儲かるいわゆる「買ってはいけない」投信の例を紹介します。

【定期預金とセットの投資信託を買ってはいけません】

定期預金と投信をセットで販売している商品の中には、定期預
金と投信(あるいは外貨預金)を一緒に申し込めば、定期預金
部分に特別金利を適用するという内容のもの。

定期預金比率・・・50%以下(特別金利4%【3ヵ月のみ】)

投資信託比率・・・50%以上(元本保証・利回り保証はナシ)

このような期間限定の特別キャンペーンを展開している銀行も
多くあり、定期預金という誰もが知っている仕組みをセットす
ることにより、「投資信託初心者向け」として販売されている
ようです。

ここで注意しなければならない点は、定期預金部分の特別金利
は4%とありますが、これは「年率」であるにも関わらず、そ
の金利が適用されるのは最初の3ヵ月のみということですから、
100万円を預けたとしても、4万円の利息がもらえるわけで
はありません。

3ヵ月後の満期時には元本に対して1/4の「1%」、つまり
1万円の利息しかもらえない上、利息からは20%の源泉税が
差し引かれるため、実際に受け取れるのは8,000円のみ。

3ヵ月経過後には店頭金利が適用されるのですが、3ヵ月の定
期預金金利が0.25%として、100万円の3ヵ月定期を1
年間自動更新したとしても、もらえる金利は1万円に届かない
のが現実。

それでは一緒に購入する投資信託の方で利益を上げればいいと
思うところですが、投信にはさまざまな手数料がかかることを
忘れてはいけません。

販売手数料・・・申し込み金額の2~3%(100万円分の投
        信を購入すれば2~3万円の手数料)

信託報酬・・・・保有期間中は継続して支払い1年で1~2%
        (100万円分の投信であれば1~2万円)

以上のような手数料がかかるため、初年度の手数料総額は最大
で4~5万円程になってしまいます。

確実にもらえる金利は1万円弱なのに対して、支払う手数料は
4~5万円と、銀行側が確実に儲かるしくみとなっていること
がわかります。

投資信託の運用がうまくいけば、手数料以上に儲かる可能性は
あるのですが、それと同時に損をしてしまう可能性もあります。

しかも定期預金とセットで買える投信の種類は限られている上、
手数料(銀行側の儲け)の安いものはほとんど含まれていない
か、積極的には勧めてくれません。

◆セット販売の投資信託ではもらえる利息以上に手数料を支払
 うことになり、「儲かっているのは金融機関だけ」というよ
 うな状態にもなりかねないため、買ってはいけません。

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