投資信託を始める際に重要な心構えとは?

投資信託ブームが始まってから久しく時が経ちますが、未だに
多くの人が投資信託で失敗を繰り返しているのが現状。

そんな失敗する人の投資先の特徴としては次のようなものがあ
ります。

1.銀行や証券会社の窓口ですすめられるまま「毎月配分型」
  などの、いわゆる“人気商品”を買ってしまうこと。

「分配金(インカムゲイン)」重視型といわれ、手元に入る分
配金を重視するタイプのため、「100万円投資すれば、毎月
5,000円もらえる」「月々のお小遣いを少し増やせます」
などという謳い文句に釣られて買っているようです。

2.値動きの激しい中国株やインド株などの新興国の投資信託
  に資金をつぎ込むこと。

こちらは「値上がり益」重視型といわれ、初めて投資信託を買
う際に、いきなり「中国株」や「インド株」に集中投資する、
「投資信託を始めるのだから、ガツンと大きく儲けたい」ある
いは「資産を倍以上に増やしたい」という人が多いようです。

ただ、これは投資というより「賭け事(ギャンブル)」といっ
た方がいいでしょう。

これは、新興企業に投資する人も同じことがいえます。

しかし、どちらのタイプも、投資信託との最初の付き合い方が
間違っていると言わざるを得なく、両者ともリターン(収益)
とリスク(損失)の関係について正しく理解しているとは思え
ないのがその理由。

預貯金では得ることができないリターンを期待できるのが投資
信託の魅力なのですが、その一方で預貯金ではありえない損失
を被る可能性が大いにあります。

しかしそのような「マイナス」の面が、宣伝や甘い勧誘トーク
に隠されて、見えにくくなっているのも事実。

どのような投資を始める際にも必ず意識しておかなければなら
ないことに「リターンとリスクは表裏一体」ということがあり
ます。

それなりのリターンを謳う商品には、それ相応のリスクも潜在
的に含んでいるということを忘れてはいけません。

投資信託の商品の中でも、毎月分配型投信の人気は常に高いの
ですが、値動きのある債券や株式に投資をしているわけですか
ら、分配金をもらいながらも、投信の価格(基準価格という)
は当然のように変化するため、分配金を仮に多くもらっても、
それ以上に保有する投信の価格が値下がりすれば、トータルで
見た資産がマイナスになってしまう可能性もあります。

中国株やインド株は値動きが激しいため、これらに投資をする
投信では、大きな値上がりも期待できる一方、大きく値下がり
するリスクも含んでいます。

上記のようなリスクがあることを理解していれば、金融機関の
窓口などで「毎月のお小遣いが少し増えますよ」「この国の経
済には勢いがあるため、将来が有望で値上がりが期待できます」
といった確固たる根拠のないセールストークに惑わされること
はないでしょう。

リターン(メリット)ばかりを強調したセールストークや広告
に出会っても、「リターンが大きいということは、リスクもそ
れなりに大きいのだな」と冷静に考えることができます。

この世の中に、小さなリスクで大きなリターンを得られる投資
商品は存在しません!残念ながらそんなうまい話はどこにもな
いのだと肝に銘じてから投資信託を始めても少しも遅くはあり
ません。

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