最初の手数料負担が少ない「クラスB受益証券」はお得か?

ここでは、投資信託初心者の方が陥りやすい、販売する側だけ
が儲かるいわゆる「買ってはいけない」投信の例を紹介します。

【最初の手数料負担が少ない「クラスB受益証券」はお得か?】

「クラスB受益証券」という投信の販売数が増えていると聞き
ますが、この商品は手数料が後払いになっているというのが特
徴となっています。

購入時に販売手数料がかからないため、一見「お得」に見える
のですが、そこには下記のようなカラクリがあります。

【クラスB受益証券の換金手数料(一例)】

購入後1年未満・・・・4.0%
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1年以上2年未満・・・3.5%
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2年以上3年未満・・・3.0%
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3年以上4年未満・・・2.25%
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4年以上5年未満・・・1.5%
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5年以上6年未満・・・0.55%
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6年以上7年未満・・・0.2%
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7年以上・・・・・・・なし
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以上のように短期で解約をすれば高額の解約手数料がかかるこ
とで、上記のあるクラスB受益証券における人気商品である投
信の手数料は、1年未満で解約をすれば4%,2年未満で解約
すると3.5%もの高額の手数料が取られるしくみ。

「では解約手数料がかからなくなる7年以上の長期に保有すれ
ばいいのでは?」と考えそうですが、そこにもうひとつの「罠」
と呼ばれるものが潜んでいます。

それは保有中に継続してかかる手数料(管理報酬)が高いとい
うことです。

クラスB受益証券投信の中には、年率2.5%もの管理報酬が
かかり、保有中にかかる手数料は1%以下が望ましいという考
えがある中、これは論外に高い手数料といえるでしょう。

7年目以降の解約手数料は無料ですが、管理手数料は少し安く
なるものの、2%を超えているクラスB受益証券もめずらしく
ありません。

これでは長期保有などは考えたくもない数字といってもよい上、
管理報酬の他に、運用実績が一定の水準を上回ったときには、
成功報酬まで取られるといった商品まであり、もはやここまで
くれば冗談としか思えない内容。

さらに、クラスB受益証券は外国籍の投信が主流となるため、
この上年間3,000円程度の「外国証券取引口座管理料」な
る手数料がかかる金融機関もあります。

以上を見る限り、通常の投信に比べれば相当高いコストがかか
ることは明らかで、資産形成を考えている方にはとてもおすす
めできる内容ではなく、儲かるのは販売側や運営側だけといっ
ても過言ではありません。

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