売り注文の成り行きと指値とは?

ネット証券で株を買っただけでは、もちろん儲けは発生しない
ため、その株を売らなければなりません。

もちろん買った値段よりも高く売ることができれば、その差額
が儲け(手数料を除いて)となるため、最後に売り注文を出さ
なければ株取引は完結しません。

売り注文の種類として「成り行き注文」と「指値注文」という
方法があり、これは株を買う際にも使われる方法で、買う際に
使う注文方法と基本的なしくみは同じです。

成り行き注文(売り注文の場合)、売り注文を成り行きで出し
た場合、買い注文の一番高い値段で株を売ることができます。

仮に、37,000円~37,350円の間で50円刻みに買
い注文が出ていた場合、37,350円が一番高い値段のため、
そのまま37,350で売ることができます。

ただ、注文(売り注文)を自分より早く出した人がいれば、
時間優先の原則によって、他の人の注文が先に成立してしまう
ことになります。

「値段は無視して売る」というのが成り行き注文の特徴のため、
買い注文が少ない場合には、思いがけない安値で売り注文が成
立してしまうこともあります。

出来高(株の取引数)が少ない会社であれば、買い注文の数が
極端に少ない場合も稀ではなく、そんなときに成り行き注文を
出してしまえば、予想外に安い株価で売ってしまうことにもな
りかねません。

そのような事態にならないためにも、成り行き注文を出す際に
は板情報を見て、買い注文の状況をきちんと確認する必要があ
ります。

板情報に出ている一番高い買い注文の値段が、自分の売りたい
株価の範囲内にあればひとまずはOK。

これは、成り行き買い注文のときに比べれば、全く逆の考え方
といえるでしょう。

指値注文(売り注文の場合)では、売りたい値段を自由に決め
ることができる反面、こちらが売りたいと思っている株価で買
いたいと思う人がいなければ、その株を売ることはできません。

仮に、37,500円で売りたいと思っていても、それより安
い値段、37,450円や37,400円などの安い値段の売
り注文が優先されます。

それらの安い注文が成立した後、37,500円の順番が回っ
てくるのですが、自分が売り注文を出す前に、37,500円
の値段で既に25株の売り注文が出ていた場合、時間優先の原
則によって、26株目に並ぶことになります。

このケースでは、25株の注文が成立した後に自分の株が売れ
ることになります。

それでは、37,500円で買ったヤフー株を40,000円
で売ろうと考えたため、40,000円で売り注文を出した場
合にはどのようになるのでしょうか。

自由に株価を決めた注文方法のため、これは指値の売り注文と
いうことになります。

しかし、自分の思っていたほど株価は上がらず38,000円
前後を行ったり来たりして、40,000円になるのは程遠い
感じがして、時間だけが過ぎていきました。

これは希望の売値が高すぎることが原因かもしれないと思い、
今度は売る値段を決めない、「成り行き注文(売り注文)」を
出すことにしました。

成り行き注文の場合、一番高い値段で買い注文を出している人
に売ることができるため、この場合38,000円がヤフー株
を一番高く買いたいという買い注文だったため、38,000
円で売ることができました。

ここに、売却時の手数料105円がかかることになります。

今回の株取引の儲けを計算すると、次の通りになります。

37,500円で買ったヤフー株が、最終的には38,000
円で売れたため、差し引き利益額は500円。

ここから、往復の売買手数料が105円X2回分=210円分
引かれ、500円ー210円=290円の儲け。

さらにこの儲け部分から税金290円X10%=29円が差し
引かれるため、290円-29円=261円となり、最終的な
儲け金額は「261円」となりました。

これが株取引の一連の流れとなり、この後株を売却したお金で
新たに株を購入してもよいですし、現金として引き出すことも
可能です。

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