チャートが表す残酷な企業の現実とは

チャートはその企業の状態を正直に表しています。

実例を見ていきましょう。

2000年代における産業間での浮き沈みについてです。2008年の
3月は、多くの企業が最高益をつけました。

10年前の1998年の経常利益と、この最高益の変化率を表したのが
下記の数字です。

信越化学 3.7倍
トヨタ  2.9倍
ソニー  1.0倍
パイオニア0.2倍

ここで勝ち組、負け組がはっきり分かれていることがわかります。

ソニーについて見ていきます。これは誰もが知っている大企業です。

ソニーの2003年の大幅なリストラ策の発表は、3年後の2006年
に営業利益率を10%まで拡大するというのがもともとの狙いでした。

しかし、2006年の営業利益率は-0.2%と、意に反してマイナス
だったのです。 これはゲーム部門の赤字が響いたことが原因でした。

ゲーム市場というのはあたりはずれが大きく、運に任せるしかない面が
あることも事実です。この年はソニーにとって不運だったというのはあ
る意味真実でしょう。

しかし、軸となるエレクトロニクス部門の営業利益率がたったの2.6
%では、リストラ策を断行する体力をもはや備えていないのではないか
と判断されても仕方ないのではないでしょうか。

一時代を築き、日本を代表するといわれた企業、ソニーの時代は終わっ
たといえます。残酷な現実をチャートがはっきりと示しています。

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