業績がよくても株価が下がる例もある

株価の動きは、基本的には業績に連動し、業績がよければ株価は上がり、
悪ければ下がります。しかし、市場から相手にされない株、眼中にも入
らない株は、この動きにならない場合もあります。これを業績と株価の
不一致といいます。

JUKIは、日本最大のミシンメーカーですが、世界シェアでは40%
を誇るので、世界でも有数のミシンメーカーといっていいでしょう。

この企業の業績と株価を見ると、1995年以降、業績は好調なのに対
し、株価は低迷しています。

この時期にファンダメンタルな部分だけで投資していたら、その投資家
は損をしていたことでしょう。90年代後半から長期的な成長に入った
JUKIですが、その背景は、中国をはじめとするアジア各国からの需
要の高まりです。

新興国の経済発展の中心も、繊維産業から始まっています。ユニクロな
どの衣料品産業は主に中国で生産しています。よい品質を保つために、
ユニクロでは、生産で使用するミシンを指定していました。

それがJUKIのミシンで、人件費高騰を抑えるため、人手に頼らない
高性能のミシンの需要が高まりました。ここに会社の成長因子が見出さ
れます。

しかし、ここでチャートを見てみないといけません。何といってもまず
はチャートです。

これだけの業績があっても新高値更新をしていなければ、株価は下がっ
てしまいます。JUKIは2005年にようやく、新高値更新しました。
ここから株価と業績が同じ動きを始めます。またここでの人気もぐっと
出てきたため、上がり方は急激で、この上がっていく時期がもっともお
いしい時期になります。何と2007年9月には、2倍も株価が伸びま
した。

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