テクニカル投資とファンダメンタル投資の論争

株式投資の方法は、テクニカル投資とファンダメンタル投資の二つに分
類することができます。二つの投資方法は内容が大きく違うために、お
互いが自分の投資方法の方が優れていると論争になることも少なくあり
ません。

テクニカル投資とは、株式チャートを解析して今後の株価を予想するも
のです。チャートの表れる株価の動向が、その会社の内容を全て表して
いると考えて投資を行います。株式市場の解析を専門にするアナリスト
などが、株式のチャートの動きを解説してアドバイスすることもありま
すし、テクニカル投資で大儲けしたと言う人がその方法を書いた書籍を
販売していることもあります。

ファンダメンタル投資とは、財務内容などから算出される企業固有の価
値が存在すると考えて、その価値と現在の株価を比較して株式投資の参
考にするものです。ファンダメンタル投資の基本となる、企業の価値は
今後生み出すことになる利益の総額を現在の価値に換算したものが本来
の価値とすることに間違いはないでしょう。

しかし、現在でもテクニカル投資を支持する人がたくさんいるのは、フ
ァンダメンタル投資の基本的な考え方は理解出来るが、企業のこれから
の利益の総額を正確に予測するのが難しいことと、将来の価値を現在価
値に換算するための割引率を正しく決めるのが困難なことに理由があり
ます。

企業の本来の価値が正しく分からないのであれば、ファンダメンタル投
資も意味がなくなってしまいますが、企業の損益計算書や貸借対照表の
中身を検討して、過去の業績や他の企業などの内容も調査すれば、企業
の価値も把握することも可能であると主張する人もいます。実際に、そ
のように企業の内容を研究してファンダメンタル投資を行い、莫大な資
産を築いた人も存在します。

このように、テクニカル投資とファンダメンタル投資のどちらの方法で
も利益を得ている人がいるために、一方の投資方法が間違っていると言
うことはできないのが本当のところです。

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