テクニカル投資の有効性について

デイトレードは一日数時間だけ株式売買をするだけで、数十万以上もの
お金を儲けることが可能な魅力的なものではある一方、デイトレードを
すれば絶対に儲かるものではないことも注意しなくてはなりません。

デイトレード先進国のアメリカでは、デイトレーダーの7割近くの人が
一年後に全ての資金を失い、デイトレーダーとして成功するのは5%程
度であると言われています。

このように、成功するのが難しいデイトレードですが、デイトレードで
大金を儲けた人たちがテレビや雑誌などで度々取り上げられることによ
って、いかにも誰でもできるようなイメージを与えられるため何時まで
経ってもも人気を保っています。

さらに、証券業界を中心に証券取引を行う人を増やすための宣伝活動が
活発に行われることで、デイトレードをしてみようとする人が次々と生
まれてきます。株式取引の初心者などに、株式の売買の方法や株価チャ
ートから今後の株価の動向を予想するテクニカル投資を教えるセミナー
などが開催されることもあります。

しかし、重要なことはチャートに関する無料のセミナーや市販されてい
る本を読んだだけでは、儲けることができないということ。

テクニカル投資の基本的なものとして、移動平均線を利用した投資方法
があります。過去のさまざまな期間の株価の平均を出して、現在の株価
がこの平均線を下から上に通過すれば株を購入し、平均線を上から下に
通過するのならば株を売却するという戦略です。この戦略の効果を実際
に検証した所、相場の下降する時は移動平均線を利用した取引は有効で
はありますが、相場が上昇する場合は損失を蒙ることが多いという結果
が出ました。

移動平均線以外のテクニカル投資についても、そのパフォーマンスを計
測する学者などがいて結果が報告されていますが、継続的に利益をあげ
られる方法は存在しないとされています。

実際に有効な株式投資方法があっても、投資家全てがその方法を用いれ
ば誰も損をする人がいなくなるので、結局誰も儲からないことになって
しまうという皮肉な側面も持っています。

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