倒産の可能性を見抜く方法

株取引初心者が買ってはいけない株という銘柄があります。

それはいったいどんな株なのでしょうか?また、その銘柄を知
る方法はあるのでしょうか?考えてみたいと思います。

【倒産の可能性がありそうな会社の株は買わないこと】

これは当たり前といえば当たり前で、倒産しそうな会社の株を
買おうという人はいませんから、倒産の可能性がありそうな会
社の株を買わないというのは当然。

しかし、絶対に絶対に倒産しない会社などあり得ないため、プ
ロの投資家でも100%見抜くことは不可能。

ただ、倒産した会社は事前に共通の危険信号を出している場合
が多くあるため、その予兆がどんなものなのか、知っておくだ
けでも倒産のリスクをある程度回避できるでしょう。

●赤字経営が続いている会社

利益が赤字の状態が続いている会社は、「利益を出しにくいビ
ジネスモデルになっている」ということや「取引先や銀行など
の信用をなくしてしまう」という、ふたつの意味で倒産の危機
にある会社といえます。

赤字で利益が出せないビジネスモデルは継続することが不可能
なため、一歩、また一歩と倒産への道を歩んでいることに他な
らず、株価も下落を続け、100円を割っている(ボロ株)会
社もめずらしくはありません。

赤字経営が続けば会社は信用をなくし、取引先からは代金を払
ってもらえるかわからない会社と取引をしたくはないため、お
互いの信頼関係が悪くなり、仕入れができないことで経営が悪
くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

さらに、銀行も貸したお金を確実に回収する使命があるため、
将来が展望できない企業には資金の貸し出しを止めざるを得ま
せん。

これまで銀行で借りたお金で回っていた会社にとって、銀行か
らのお金が止まってしまえば、経営に必要な運転資金が足りな
くなるため、倒産の危機が高くなります。

●営業キャッシュフローのマイナスが続いている会社

黒字の経営を続けている会社でも倒産してしまう会社もあり、
これを見抜く指標として「営業キャッシュフロー(営業CF)」
というものがあります。

この、営業キャッシュフローとは、「会社の本業による収入と
支出の差額」を表しているもので、簡単にいえば手元にどれだ
けお金が増えたのかを読み取る数字で、これがプラスになって
いれば会社にお金が入ってきている状態。

倒産してしまう会社の場合には、黒字の経営を続けていても、
営業キャッシュフローがマイナスになっていることがあり、こ
れは何らかの理由で会社に現金が入ってきていないことを意味
しています。

たとえば、商品の不良在庫が増え続けていたり、販売した商品
の代金の回収が遅れたりしていることが原因となっていたりし
ます。

「利益」の水増しは会計上可能でも、「キャッシュフロー」と
いう「現金の流れ」を操作することはむずかしいため、営業キ
ャッシュフローを見ることにより、投資家は正確な経営状態を
把握することができます。

そのため、継続的に営業キャッシュフローのマイナスが続いて
いる会社は、いくら利益が出ていたとしても、投資対象から除
外した方が無難といえるでしょう。

この営業キャッシュフローの数字は、会社のホームページに掲
載している「決算書」や「会社四季報」などにも載っているた
め、株を買う前には必ずチェックしておきましょう。

●決算書から読み解く倒産のサイン

むずかしい言葉になるのですが「継続企業の前提に関する注記」
という決算書の中で使われる表現に気をつける必要があります。

この表現は、「会社がこれからも継続して事業を続けることが
できるのか疑問が残る」という意味で、倒産する可能性がある
という最もわかりやすいサイン。

もちろん「会社四季報」にもきちんと記載されています。

倒産の可能性のある会社は、マネーゲームの対象になりやすい
ため、株価が乱高下するので株取引初心者には魅力的に映るか
もしれませんが、ある日突然倒産の発表があって株価が暴落し、
紙くずになる可能性も十分にあるため、株取引初心者が手を出
すものではありません。

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