赤字脱却会社の買いの判断-伸び率の計算方法-

赤字脱却会社や業績回復会社の場合、買いの判断は、これまで紹介して
きた投資法とは少し異なります。最も違う部分は、チャートです。多く
の場合、安値から相場が始まります。

「安値で買う」ということで、安心感を持つ人もいますが、「安値」と
いうことは、投資家の多くは、将来性に疑問があると思っているという
ことです。ほんとうに「買い」で良いのか、将来性について慎重に検討
する必要があります。

ここで下手を打つと、“安物買いの銭失い”になってしまいます。

赤字脱却会社の株を買う場合にもテクニカル分析が必要ですが、赤字会
社の場合、前年が赤字なので、伸び率の算出ができません。そこで、特
殊な計算手法を使う必要が出てきます。

詳しい計算式は割愛しますが、伸び率の考え方は、分子:去年から今年
の間に伸びた利益、分母:今年と去年の利益(赤字の場合は絶対値にす
る)の平均として計算します。

この計算方法では、どんなに利益が大きくてもあるいは大赤字でも、伸
び率は-200%~+200%の間となります。数字にうるさい人には
納得できないことかもしれませんが、投資においては十分な数字です。

なぜなら、株価に与える影響は、+200%でも+300%でもほとん
ど変わりはないからです。わたしたち投資家にとって重要なことは、株
価が上がるか下がるかを判断することです。細かい数字はどうでもよい
ことなのです。

ちなみに業績を比較する場合は、5~10%、10~15%というよう
に、成長力は5%刻みで判断しましょう。あまり数字にこだわりすぎる
と、大局観を失うことにつながりかねません。

わたしたち投資家がすることは、買うか買わないかのどちらかを選ぶこ
とだけなのですから、市場動向や政策などを含めて、総合的に考えるこ
との方が大切なのです。

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