同業種の株価は同様に推移する傾向にある

株価というのは、同じ業種に属していれば、似たような動きをするもの
です。具体的に、2003年度~2008年度の総合商社の株価の推移
を見てみましょう。

スタート時の株価を1とすると、伊藤忠が5.6倍、住友商事が4.6
倍で、三井物産、三菱商事はその間に入っています。

では、株価の動きに対して、業績はどうであったかを検証してみます。

純利益の伸びが最も大きかったのは三井物産で12.2倍、最小が住友
商事で2.6倍、三菱商事6.6倍、伊藤忠9.8倍とかなり大きなば
らつきがあります。

それにも関わらず株価は、業績ほど大きな開きはありませんでした。

このように、同業種においては、株価は、利益の大小に関係なく同じよ
うな動きをするものなのです。ですから、各会社ごとにファンダメンタ
ルを詳細に分析しても、あまり大きな意味はありません。

大局観が重要だと説いているのは、こういうことを意味しています。

また、新高値についても、同じことがいえます。同業種の1社が新高値
を更新すると、だいたいほかの会社も同じような時期に、新高値を更新
します。業界全体が伸び手居る場合は、どこの会社の株を買っても、株
価は上昇するものです。

ただその伸び率は各社それぞれ異なりますので、株式投資で最大限の利
益を得ようとするのでしたら、なるべく高い伸び率の会社を選別する作
業が必要です。

ただし、業界全体が上げ潮ムードでも、業績が良くない会社は伸び率も
低いです。市場が縮小傾向に転じると、業績が良くない企業はあっとい
う間に「売り」に転じてしまいます。

もし、「みんな上がってるから」という安易な理由で、このような株を
買っていたら、悲惨な目に会うかもしれません。

業界全体が上昇気配にあるときでも、堅実に利益を上げている会社の株
に投資するのが、確実な方法です。

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