海外の株式市場へ投資する必要性

為替のレートは各国の物価に応じて決まりますので、物価の高い国の通
貨ほど安くなります。もしも、どの国の通貨の価値も同じであれば、物
の値段の安い国の商品ばかりが輸入されることになってしまいます。

物価以外にも、金利が為替レートに影響を与えます。金利の安い国の通
貨は安くなりますが、金利の高い通貨に両替をして高金利の預金を利用
しても、円高になれば通貨差損で高金利の効果がなくなってしまいます。

しかし、現実にはこのように為替のレートが変動せずに、円が固定相場
制から変動相場制に変更されて以降、日本円の価値は上昇を続けていま
す。しかし、最近は日本国内の経済事情などの影響で、一方的に円安や
円高になることが少なくなってきています。

日本よりも経済成長が目覚しい国々がありますので、海外の株式市場に
投資をすることで、大きな利益を得ることも可能になりますが、どのよ
うな投資方法を選択すれば良いのでしょうか。

アメリカでは投資資金の半分を海外の株式市場への投資することが推奨
されていますが、これはアメリカの株式市場と海外の株式市場の時価総
額の比率が50対50であるからです。世界中の株式市場全体で考えれ
ば、今後も市場は拡大を続け、株価も上昇すると考えられていますので、
全株式市場の構成比率に従ったポートフォリオにしているのです。

それに対して、日本の株式市場と海外の株式市場の時価総額を比較する
と、日本の株式市場は15%程度の比率しかありませんので、ほとんど
の資金を海外の株式市場に投資するのが合理的なのですが、日本の投資
家は資産の数%程度しか海外へ投資をしていません。

日本の投資家も為替レートの状況などを把握しながら、より積極的に海
外への投資を検討する必要があるのですが、このような投資方法は金融
のプロと呼ばれる人からはあまり推薦されていないようです。こうした
現実を見ると、ファイナンス理論に基づいた投資方法も、日本の投資家
には受け入れられないのかも知れません。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る