デフレ下とインフレ下では全てが逆に・・・

日本経済は、世界の歴史上でも極めて稀な長期に渡る構造的デフレ下に
あります。デフレになって15年余り。日本人は投資でロクな目に遭っ
ていなかったと言ってよいでしょう。株も不動産もデフレで価値が下が
る一方でした。では、デフレ下で何をすればよかったのでしょうか?

一言で言うと「なにもしない」です。デフレとはモノの価値が下がり貨
幣価値が上がる現象です。余計な事をせず、日本円のまま持っていれば
価値も勝手に上がっていったのです。

デフレ下で運用するべき商品は、現金・預金・国債などです。現金の代
わりに手に入れる資産はデフレでは価値が下がるからです。そして、デ
フレ国の通貨はインフレ国のそれより価値が高くなります。外貨建て投
資は価値の低いものに投資する事になり、為替差損となってしまいます。

デフレ下では、物価と同様に給与も支出も減少するため、経済としては
縮小します。さらに、現金の価値が上がるという事は、借金の価値も高
くなってしまうという事でもあります。ですので、一般的な国民にとっ
ては、基本的にデフレは悪といえるでしょう。

年金暮らしの人などは、年金支給額はそのままに物価が下がるので得を
するようにも見えますが、もし資産をお持ちなら、その価値は下がって
しまいます。

経済規模が縮小すれば、税収減にも繋がり、社会保障費も削らざるを得
なくなります。その結果、年金や医療控除が見直され、減額となる動き
に繋がりますので、結局は苦しむ事になるわけです。

値段を下げなければモノが売れないデフレですが、2012年に安倍内
閣が誕生し、「デフレ脱却」を明言したため、今後はそうなる可能性も
出てきました。

もし、デフレが終わったら今度はどうすればよいのか、投資をお考えの
方であれば、知っておく必要があります。

デフレが終了してインフレに振れれば、デフレ時代とは全てが逆になり
ます。物価は上昇し始め、現金の価値は下がり始めます。そのような状
況下において、運用するべき商品は株・不動産などの資産です。勿論、
銘柄選考の必要はありますが・・・。

デフレ下では苦戦を強いられてきたREITなどの不動産投資ファンド
などは、ようやく脚光を浴びてきそうです。また、デフレ下では外貨建
て投資では為替差損となりましたが、インフレ下では逆に為替差益が期
待できるようになります。

一方、価値が下がり続けるにも関わらず、一定期間資金が固定されてし
まう定期預金や国債への投資はNGという事になります。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る