海外進出し、成功する会社こそ有望な投資先

投資の世界で生き残るには、、株式市場に翻弄される可能性が高い短期
の投資に見切りをつけ、長期投資に切り替える事でリターン獲得の機会
が得られること、また日本市場で利益を得る為には、銘柄を選択して投
資しなければならないことがあります。ここではさらに、長期投資をす
る場合に選ぶべき銘柄はどのようなものかを説明していきます。

長期的に企業価値を高めるためには、この経済のグローバル化が進む現
代においては海外に打って出る必要があります。

日本経済に見切りをつけた個人が多いのと同様に、企業の経営者も日本
経済にほとんど期待しておらず、「企業を成長させるためには日本経済
に依存していてはダメだ」と考えています。

日産自動車を例に挙げれば、海外での売り上げが全体の8割となってお
り、2010年においては生産全体の7割が現地生産となっています。

「少子化が進んでいるおり、また経済の低成長のため若者の賃金が頭打
ちになっている日本においては、若者の車離れに歯止めがかからない。
よって日産自動車の成長は止まる」という考え方をしていたら投資判断
を誤ることになります。

「自動車は世界でどれくらい売れているか」「自動車の販売実績が良い
国はどこか」「その国での販売シェアのデータはどうなっているのか」
「利益率の高いラグジュアリーな自動車が売れているのかどうか」「環
境への影響を考えた電気自動車のような次世代カーへの取り組みはどう
か」、以上のような視点で企業の成長性を見なければならない時代にな
ったのです。

付け加えれば、現在の日産自動車のトップはブラジル人(フランスの国
籍も持つ)カルロスゴーン氏であり、また従業員も外国人の比率が高く
なっています。日産自動車は日本国籍の「グローバル企業」となったの
です。

中国に進出した企業は3万社におよび、これは上場企業3600社を大
幅に超えており、上場していない中小企業が多数進出していることがわ
かります。

日本企業による2012年の海外企業のM&A(企業合併・買収)は、
2011年と比較して13%アップの515件となり、日本経済の絶頂
期だったバブル期の463件(1990年)を上回り、22年ぶりに過
去最多となりました。また金額ベースでも7兆3389億円となってお
ります。中国のみならず東南アジアの企業買収も増えて来ました(レコ
フ調べ)。

中小企業でも、中国全土に店舗展開しているラーメンチェーンや、寿司
屋の進出が目立ってますし、中国では、丁寧な仕事をする日本の美容師
に対する評価が高まり、美容室チェーンの展開を予定している企業もあ
るそうです。

日本では減少の一途をたどっている畜産農家も、外国ではその高い技術
力と高品質で評価が集まっており、新興国ではビジネスとして成立する
可能性があると経済産業省の方がおっしゃっていました。従来型で時代
遅れと言われていた産業であっても、高度成長期に入った新興国では好
まれるとの良い例です。

海外に打って出て成功をおさめた企業にとっては、日本経済の状態はも
はや重要なことではありません。日本銀行の資金循環統計によると、大
企業、中小企業のすべての保有する内部留保額が過去最大214兆円と
なってます。1990年代初頭のバブル期には企業は借金で設備投資や
財テクを行っていましたが、バブル崩壊後、企業は借金の返済を必死に
行い企業の借金の総額もピーク時と比較して100兆円も圧縮していま
す。債務負担が少なく現預金がたくさんあるということは、企業はいろ
いろな選択肢を取りうることになります。

円高は海外企業に対する買収や海外での設備投資にプラスに働きます。
多少円安傾向にありますが、日本企業は豊富な資金と強い円があり、こ
れに高い技術力を加味すれば、日本企業成長の潜在力は無限大となるで
しょう。

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