資産分散と時間分散で安定した資産を形成しよう

ここでは投資をする方を3つのタイプに分類して、アドバイスをして行きたいと思います。基本的には、「投資先」と「保有するべき資産」には大きな差異はありません。違いは「手法」にあります。

まず、今から資産形成を目指す方向けの手法から。おそらくほとんどの方が、仕事を持つ現役世代と思われますので、毎月の給料から少しずつ2、3種類の投資信託を計画的に積立購入するのが最適な手法です。

次にすでに定年退職し、退職金などのまとまった資産を運用する方は、一度にまとめて投資するのではなく、時間差で少額ずつ投資するのがベターです。まとめて投資は高値購入のリスクが高いので要注意です。

最後に、資産形成中だけどもある程度まとまった資産がある方へ。そのまとまった資産は少額ずつ時間差で投資に使い、毎月の収入の一部で投資信託の積立購入を行いましょう。前2者の折衷案ですね。

前述した時間分散に加えて、資産も分散した方が安全です。資産の中心となる金融商品と、それを補完するサブ的な資産(サテライト資産)の2本立てとすることが望ましいと考えます。

核となる資産(コア資産)としては、「日本株」、「新興国の株式」、「J-REET」が良いでしょう。「日本株」でしたら、成長銘柄を厳選したアクティブ・ファンドから選びましょう。

「新興国株式」の場合は、長期的な経済全体の成長に期待して、ロングスパンで考えます。新興国の場合、長期的に右肩上がりで株価の上昇が期待できる反面、値動きが大きいというデメリットがあります。

時間分散の必要性が最も高い投資商品と言えます。株価は全体的に上昇していく傾向にありますので、銘柄の選択は重視する必要はありませんので、積立購入ができるインデックスファンドが狙い目です。

「J-REET」は資産価値の上昇よりも「配当」を受け取ることを目的としておすすめしています。ただし、配当で得られる利益よりも株価自体が下落したのでは本末転倒ですので、その点だけ注意が必要です。

銘柄選択の目安としては、「時価総額が大きく安定した株価の大手不動産会社系」、「景気の好不調の影響を受けにくい住宅系」で、利回り3%以上のタイミングでの購入が良いと思います。

サテライト資産向けとしては、外債ファンドの「グロソブ」、外国株と外債を組み合わせた分散型の投信、「金のETF」などから、未来のタイムスケジュールを考えて、購入を検討してみてください。

金融機関が勧める金融商品として、毎月分配型のファンドがあります。人気の商品ですが、利益が分配金として吐き出されてしまいますので複利効果が得られません。資産を育てるという点では不向きな商品です。

毎月分配があるからと喜んでいたら、基準価額が大幅に下がっていて、分配金として受け取った額と合算しても、マイナスになっていたということも少なくありません。資産形成という目的を忘れないでください。

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