グローバル社会に対応できる「金融力」を身につける

日本ではまだ「金融教育」という概念がありません。いまだ多くの人は、賭博の1種またはマネーゲームというイメージが強いようです。投資というと、大金持ちがお金の奪い合いをしていると思っているようです。

しかし世界的には、新興国を含む多くの国で金融教育の必要性と、金融リテラシー(お金に関する知識と判断力)は、社会生活を営む上での必須技術として認識されています。

イギリスでは金融教育が学習指導要領に含まれていますし、アメリカでは、サブプライム問題(金融リテラシー不足から過剰な住宅ローンの貸し出しが発端)以降、金融教育の充実が叫ばれています。

また、最近の金融商品は高度な金融工学により複雑化が加速しており、ほとんどブラックボックスのようなものも出回っています。ハイリスク・ハイリターンなハイイールド債券等がその代表例です。

元金の数倍の為替取引ができるFXやデリバティブを含む預金、投信、仕組債なども市民権を得つつあり、グローバル化した現代社会では「語学力」「IT力」と並んで「金融知識」も必要不可欠となりました。

国内では「金融知識など不要」という声がありますが、金融関係者としては、信じられないほど単純な金融詐欺に引っ掛かる人が跡を絶ちません。また、金融知識の欠如による多重債務問題も多発しています。

企業年金も401kという確定拠出型年金が主流になりつつあり、老後の生活資金は自分で運用しなければならない時代になりました。企業も社員の金融教育に力を入れ始めています。

前述したように、老後の生活基板となる退職金も運用次第で増減しますし、生命保険も住宅ローンも、生活に直結する大切な金融商品の一種です。金融リテラシーなしでは、生活できない時代になって来ました。

株式や投資信託などは「買わなければならない」ものではありません。しかし、自分の生活を自分で守るためには、低金利の預貯金だけでは、無理があります。

現代社会で、一定の収益を上げ続けるためには、最低限「金融リテラシー」は学んでおかなければなりません。また、安定した収益確保のためには長期的な戦略が必要です。だから子供のうちに学ぶべきなのです。

世界と日本は経済的にどのような関係にあるのか、資本主義とはどういうことなのかを、大人も子供も同様に学んでいくことで、子供の職業観やどんな企業に就職するべきかなどの展望も開けてくることでしょう。

今は世界中がインターネットで繋がっており、株式市場が開いている国を探せば、いつでも株取引ができる時代です。この時代を生き抜くためには「語学力」「IT力」「金融力」が新三種の神器となるのです。

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