投資の判断に欠かせない「目論見書」の読み方

実際に投資信託を購入しようとする前に必ず目を通しておきた
い(理解して)ものに「目論見書(もくろみしょ)」というも
のがあります。

購入を検討している投資信託について、銀行や証券会社の窓口
などでもらったり、運用会社のホームページからダウンロード
などをして目論見書を手に入れます。

この目論見書は投資家の投資判断の基準となる情報を提供する
目的でつくられているため、運用方針や投資に対するリスク、
手数料、分配方針などの投資判断には不可欠の項目が記載され
ています。

目論見書には、主に次のようなことが記載されています。

■主な投資対象・運用方針

ここでは、どこの何に投資するファンドなのか、基本的な確認
をします。

インデックスファンドの場合であれば、何という指数に連動し
た投資成績をめざしているのかということを確認。

資産運用の核となる投資信託を選ぶ場合には、日本型株式であ
れば「TOPIX連動型」、外国株式であれば「MSCIコク
サイインデックス連動型」、外国債券ならば「シティーグルー
プ世界国債インデックス連動型」の商品を選びます。

■主な投資リスクと価格変動の要因

ここでは、どのようなリスクのある投資信託なのかを確認。

価格変動に影響を及ぼす原因にはどのようなものがあるのか、
きちんと確認をしておきます。

リスクの代表的なものとしては、次のようなものがあります。

価格変動リスク・・・債券や株式の価格が変動することにより、
          投資信託の価格も上下する結果に。

金利変動リスク・・・市場金利が上昇すれば債券価格が下がり、
          金利が下がれば債券価格は上昇するとい
          った特徴があります。

為替変動リスク・・・海外に投資をする投資信託は、円高が進
          めば基準価額が下がる要因となり、反対
          に円安が進めば基準価額が上昇する要因
          となります。

信用リスク・・・・・投資先が破綻してしまうことにより資金
          を回収できない事態になる可能性があり
          ます。

■信託期限の表記

運用がいつまでされる予定なのかが記載されており、投資を長
期で行なうつもりであれば、信託期限が「無期限」のものを選
択したほうが無難です。

■投資信託の運用方針

ここでは、どのような方針で分配金がいつ支払われるのかが記
載され、投資信託には次の3タイプの分配方式があります。

A「分配型」・・・・決算日に出た収益を分配金として投資家
          に支払うタイプ

B「再投資型」・・・分配金は出すが、税引き後に自動的に再
          投資されるタイプ(累積投資型ともいう)

C「無分配型」・・・分配はせずに収益をそのまま運用に回す
          タイプ

上記のようなタイプがあり、資産を長期的に増やしたいのであ
れば、B・Cのタイプを選びましょう。

さらに、運用状況に関する情報開示資料である「運用レポート」
(ウィークリー・レポートもしくは、マンスリーレポートとも
いいます)には、分配の過去の実績が記載されているため、併
せて確認しておきましょう。

■信託報酬について

ここでは、信託報酬が純総資産に対して年に何パーセントかか
るかが記載されており、保有中に継続して差し引かれるものの
ため、なるべく低いもの(1%以下が望ましい)を選ぶように
しましょう。

■申込手数料

ここでは、購入金額(口数)ごとに購入するときにかかる手数
料が記載されていて、より細かい情報を提供しているところに
よっては、販売会社別に手数料をキチンと記載している場合も
あります。

■信託財産保留金

ここでは、投資信託を解約する際に信託財産に戻されるものが
記載され、解約日の基準価額に対して何パーセントと決められ
ています。ただ、信託財産がかからない投資信託もあります。

■信託財産終了条件

ここでは、ファンドの運用期間中でも償還(満期)になる条件
が記載され、「純資産総額が50億円を下回る」など、資産規
模が縮小して運用が困難になった場合などの償還条件が記載さ
れていることも。

これは運用会社のホームページや窓口でもらった資料などで、
「運用レポート」を確認し「純資産総額」が順調に増加してい
る投資信託を選ぶようにしましょう。

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