投資信託を分割して購入するメリットとは?

資産形成の核となるインデックスファンドの組み合わせを考え、
投資先も確定したため、あとは口座を開設して大きなお金をす
ぐに投入しようと考えがちですが、その前にもう少し考えるこ
とがあります。

ここで「もう少し待つ」といったのにはわけがあり、その理由
として、株式や債券は常に価格が上下しているため、まとめて
一度に購入したあとに基準価額が下がれば、それだけ資産に対
するダメージが大きいためです。

「買うと決めたのだから、複数回にわけて買うのは面倒なため
まとめて一度に買いたい」と思う気持もわかりますが、「まと
まったお金を一気に投じるのは非常に危険」といえます。

さらに、購入時の年齢が高ければ高いほど、損が拡大した場合
のリカバリーのチャンスは減ってしまうため、投資信託の購入
においては、何回かに分けて買うことを推奨します。

このとき、販売手数料が気になるという方には、販売手数料無
料(ノーロード)の投信であれば、分割して購入することに抵
抗感はないと思います。

しかし、自分自身で投信を何回かに分割して買うのは手間がか
かり、「仕事などが忙しくて買うことができなかった」という
こともあり得ます。

さらに、人間というものはどうしても感情に左右されやすく、
投信の値段が下落傾向にあるときには「まだまだ下がるのでは
ないか」と怖くなってしまい買うことができず、反対に高騰し
ているときには「もう少ししたら下がるかもしれない」という
ように心配になってしまい、買えない場合も・・・。

そこでおすすめなのが、市場価格に一喜一憂せずに投資信託を
購入するために、証券会社や銀行の自動購入サービス(投信の
積み立てといわれるもの)を利用する手があります。

この自動購入サービスは一度申込んでしまえば、その後は毎月
決まった日に決まった金額が銀行や郵便局の口座から自動的に
引き落とされていくしくみになっています。

毎月一定額ずつ購入していくことのメリットに、基準価額が高
いときには少しの口数しか買えませんが、反対に安いときには
たくさんの口数を買うことができるため、平均購入単価を低く
抑えるというものがあり、これを「ドルコスト平均法」といい
ます。

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1万円ずつ積立 4月  5月   6月   合計

購入可能口数  1口  0.66口 2口  3.66口

購入必要金額  1万円 1万円  1万円  3万円

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1口ずつ積立  4月   5月    6月    合計

購入可能口数  1口   1口     1口    3口

購入必要金額  1万円 1.5万円  5000円 3万円

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上記のように、1口あたり一万円の投資信託を「1万円ずつ」
積み立てた場合と、「1口ずつ」積み立てた場合を比較してみ
れば、1万円ずつ購入した場合には1口あたり8196円と、
1口ずつ購入した場合(1口あたり1万円)に比べて平均購入
単価が低く抑えられていることがわかります。

ただし、基準価額が下がり続ける場合もあるため、ドルコスト
平均法は万能とはいい切れませんが、世界経済の成長を前提と
し、資産をコツコツと形成したいという方にとっては、利用す
る価値があるといえるでしょう。

こうした投資方法は若い世代だけでなく、退職金などのまとま
ったお金がある世代にも有効で、1200万円を投資に回そう
と思えば、月に100万円ずつ1年間かけて投資信託を購入す
るといった方法です。

ある程度まとまったお金があれば「投資信託積立専用口座」を
開設して入金をしておき、毎月一定額ずつ購入をしていき、最
低半年~1年程度の時間をかけて資金を投じるようにするとよ
いでしょう。

若い世代で投資に回すお金が少ないという方は、月々の給与や
ボーナスなどから、積立資金を捻出するとよいかもしれません。

若いうちからコツコツと投資をしていけば、退職後の老後資金
の大きな柱になることは間違いありません。

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