日本株式・日本債券・外国株式・外国債券への分散投資

資産形成をする上では「インデックスファンド」を中心とした
投資をすればよいということですが、ひとつのインデックスフ
ァンドを選んで1本にすべての資金を投資して運用すればいい
というわけではありません。

投資の世界の最新理論によれば、安定とリターンの両方を得る
ためには、国内外の複数の資産に分散投資する方法が最も良い
とされています。

具体的には、資産を「日本株式」「日本債券」「外国株式」
「外国債券」という4つの投資対象に分けて投資する方法が推
奨されています。

「日本株式のみ」や「新興国の株式のみ」「米国株のみ」など、
特定の資産だけにかたよって集中投資することは、勝ち負けが
運に左右されるギャンブルと同じ状態になってしまいます。

米国株や新興国株などの相場がよいときなどは、ついついその
投資信託だけを買いたくなってしまうものですが、それは得策
ではありません。

一極集中型の投資をした際、その予測が的中すればとても儲か
るのですが、反対に予測が外れた際には大きく損をしてしまう
可能性が高くなるというのがその理由です。

『大きく損をしてしまう』リスクを防ぐためにも、異なる値動
きをする資産を一緒に持つことで、全体の変動を緩和する意味
でも、分散投資は有効。

年齢に応じて分散投資をする目安として、サラリーマンで定年
までの時間が短い方や、すでに定年を迎えた方は前述の4資産
に分散投資を行なうことで安定的な運用をめざすことをおすす
めするのですが、定年までまだまだ時間があり、長期的に資産
を形成していかなければならない世代は、低金利が続いている
「日本債券」に投資するメリットはあまりありません。

まず最初は「日本株式」「外国株式」「外国債券」の3資産に
分散投資をしておき、「日本債券」はもう少し金利が上昇して
から加えても遅くはありません。

日本債券を加えた場合には、その分だけパフォーマンスが少し
落ちることにはなるのですが、リスクもその分下がるため、自
分自信のリスク許容度に応じて配分するのもよいと思います。

「日本株式」「外国株式」「外国債券」のそれぞれの代表的な
指数の過去15年間の動きを分析してみれば、バブル崩壊後に
「日本株式」のみに投資をしていれば、悲惨な投資結果になっ
てしまうところですが、同時に「外国株式」や「外国債券」に
分散投資をしていたら、日本株の不調を補ってくれた結果、安
定したリターンをあげることに成功していたという結果になり
ました。

もし仮に1991年に日本株式だけに資産を集中して投資して
いたら、15年間で資産は1割以上減ってしまうことになった
のですが、「日本株式・外国株式・外国債券」を、おおまかに
3分の1ずつ分けて投資したとすれば、15年間では資産が約
2.3倍に増えた計算になります。

ここで、「外国株式だけに投資していれば、約3.7倍、外国
債券に投資していれば約2.4倍に増えていた」と考えてしま
いそうですが、それは結果論であり、それを事前に予測するこ
とは不可能な上、一極集中型の投資スタイルではリスクを回避
することができません。

「たら」「れば」の話は資産を安定的に増やすための投資には
通用せず、リスクを回避しながら着実に資産を増やしたいので
あれば、分散投資は必須といえるでしょう。

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