選ぶなら分配金のない投資信託を

誰でも、分配金が出ると嬉しいもの。毎月の分配金で美味しいものを食
べたり、ちょっとした旅行に行ったり。人間というのは、遠い未来の1
00万円よりも、今日、明日の1000円を嬉しく思う生き物なのです。

でも、ちょっと待ってください。その分配金、もし払われなかったらど
うなるか。そうです。払われない分配金は、そのまま再投資されます。
そして、そのお金が働いてくれることで、より大きくお金を育てること
が出来るようになるのです。

また、分配金が大きい投資信託はリスクも大きいもの。当たり前です、
それだけ大きなリターンを得るためには新興国債券などのリスクが高い
ところに投資せざるを得ません。つまり、毎月きちんと分配金を出すだ
けの運用成績を上げられる保証はどこにもありません。

その月の運用成績が悪いとどうなるでしょうか?なんと、元本を切り崩
して分配するのです。分配金が出て嬉しいな、と思っていたら、なんと
自分のお金だった、なんてお粗末なことも・・・。

そして、分配金を出した後の投資信託の基準価格は下がります。あまり、
投資信託に通じていない人だと、この仕組みに気づきにくいもの。その
結果、最終的に解約したときに、自分の資産がどのくらい目減りしてい
るのかを知って愕然としてしまうのです。

ちなみに長い間、分配金を出さずに運用していると、国税庁から待った
がかかる可能性があります。税金を取る人たちからすると、あまりに分
配金を出さずにいると取れるものが取れないので、都合が悪いようです。

しかし、長期的にお金を増やすのであれば、やはり分配金は再投資され
るべき。日本国内の約4000ある投資信託のうち、7割は分配金が出
るものです。やはり、分配金が出ますよ、といった方が売れるからなの
でしょう。

皆さんが複利の効果に気づき、日本でも無分配の投資信託が主流になる
ことを願っています。

「でも、毎月お金は必要なんだよなぁ。」そういう方は、小まめに解約
して対処した方がよいでしょう。解約手続きももっと簡便になることが
望まれます。

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