銘柄選びは素人には負担が大きい。そこで注目したいのは投資信託

個人でも株の銘柄選びはもちろん可能です。しかし長期にわたる成長性
を検証するのはかなりの負担です。また、資金を守るためには複数の銘
柄に投資をし、1つの銘柄が下落しても別の銘柄への投資で補う「分散
投資」が重要であることは理解できるものの、複数の銘柄に投資するた
めにはそこそこの資金が必要であり、根本的な問題として、分散するメ
リットを得るためには異なった値動きをしやすい銘柄を組み合わせなけ
ればなりません。これらの条件を満たすのは、素人にはかなり困難でと
言えましょう。

そこで検討したいのが日本株に投資するタイプの投資信託です。投資信
託は、いわばプロお墨付きの銘柄が組み合わせられた金融商品ですから、
個人で多大な時間をかけ、異なった値動きをする銘柄を探す必要などあ
りません。また運用期間中にも検証を個々に行う必要はありません。さ
らに嬉しいのは資金の問題。1万円ぐらいの小さな単位から購入できる
のも注目ポイントです。

たとえば教育費であったり、老後資金であったり、何かの目的のために
資産運用をしたいならば、目的に合わせて運用期間を決めるでしょうが、
その間20年30年という長期間中は運用がうまくいっているか、大き
な損益を出していないかなどの心配事から解放されるに越したことはあ
りません。投資信託は、自分で株価をチェックしたり投資した銘柄の成
長性を確認したりする労力から解放され、無理なく続けられる点も検討
に値する商品といえます。

投資信託にはインデックス型とアクティブ型があります。TOPIXや
日経平均などの指数(インデックス)に値動きが連動するよう運用する
のがインデックス型。対して、長期成長が期待できる銘柄を選んで投資
・運用されるのがアクティブ型です。

日本株市場全体に対して長期的な成長を期待できない今、長期目線で考
えるなら「アクティブ運用型のファンド」が有効とされていますが、そ
の定説に逆らうかのように、この数年間はインデックスファンドが人気
を集めています。理由はコストと運用成績にあり、金融についてある程
度知識がある人が選ぶ傾向にあるようです。

ここで言うコストとは手数料と信託報酬です。アクティブファンドを購
入するには販売手数料が1,5~3%かかり、それに比べてインデック
スファンドは販売手数料無料のノーロード型が増えている点が魅力なの
です。さらにファンドを保有する間に、信託報酬が資産から差し引かれ
ますが、その額にも差があり、アクティブファンドが年1~1.5%で
あるのに対しインデッックスファンドの中には0.5%という魅力的な
商品があります。利益を得るためにコストを抑えるのは投資の基本。イ
ンデックスファンドが支持される理由はここにあります。

また調査によると、アクティブファンドのうち株価指数を上回る成果を
上げているのは3割程度との結果が報告されています。残念なことに日
本のアクティブファンドの多くは投資家からの信頼を得られていないの
が現実です。「プロの投資家が選んだ銘柄でも株価指数の騰落率を上回
るのが難しいならば、コストを抑えたい。だからインデックスファンド
を選ぶ」という意見は当然のことです。

このようにインデックスとアクティブについてお話ししますと、どちら
が優位か比較したくなるものですが、どちらか一方がよいと答えられる
ものではありません。アクティブには投資家の見解を踏まえて市場に対
して流動性を刺激する機能があり、本来はアクティブが正常に機能する
ことでインデックスの運用利益が上がるというものなのです。

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