基本ポートフォリオの検証とはいったい何?

投資をする際に必ず頭に入れておかなければならないことに、
「リターンとリスクの関係」という項目があります。

世の中にうまい話がないのと同じで、リターン(収益率)が高
くてリスク(危険性)の低い商品などは存在せず、そんな商品
が本当にあればみんな働かなくなってしまいますよね。

投資の世界においては、預貯金では得ることのできないような
リターンを期待できる半面、預貯金ではありえないような損を
(元本割れなど)する可能性もあり、まさにリターンとリスク
は表裏一体といえるでしょう。

私たちの公的年金の積立金を運用している「年金積立金管理運
用独立行政法人」が資産配分(ポートフォリオ)を組むときに
前提にしているのが、下記にある各資産のリターンとリスクの
一覧となります。

         期待リターン   リスク

短期資産 ・・・ 2.1%     3.72%

国内債券 ・・・ 2.8%     5.40%

国内株式 ・・・ 5.3%    22.15%

外国債券 ・・・ 3.4%    13.25%

外国株式 ・・・ 6.0%    19.59%

「平成20年6月23日 基本ポートフォリオの検証について」
より抜粋

上記の数字は過去のデータをもとに作成されており、ここでの
「期待リターン」とは「過去の数字をもとに検討をした結果、
この程度のリターンとなるだろう」という意味をもちます。

この数字では、国内株式のリターンは5.3%、外国債券は
3.5%となっているため、100万円を投資すれば、1年後
の両者の収益は、5万3,000円と3万5,000円程度と
なりそうだという予測が成り立ちます。

この数字だけを見れば、期待リターンの大きな国内株式などの
金融商品に投資をした方が儲かりそうだと思われそうですが、
リターンには必ず「リスク」が表裏一体となってついてくるこ
とを忘れてはいけません。

「リスクは=危険」という意味で使われているのが一般的です
が、投資の世界においては「期待した収益率からの変動幅」の
ことを指しています。

たとえば、上記の数字において国内株式のリターンは5.3%、
リスクは22.15%となっています。

これは国内株式に投資をすれば、5.3%の収益が期待できる
反面、統計的には2/3の確率で目標とする5.3%から上下
に22.15%ブレる(-16.85%から+27.45)ま
での幅をとる可能性があるということを意味します。

大きく儲かる可能性がある反面、大きく損をしてしまう可能性
があるというのは、こういうことをいいます。

預貯金などの短期資産や国内債券などは、期待されるリターン
もそれほど高くはないため、リスクも少ないため、収益のブレ
幅も小さくなっています。

こちらは、大きく儲けることはできない代わりに、大きく損を
する可能性も低いということになります。

このように、リターンとリスクは表裏一体の関係にあるという
ことを覚えておけば、投資信託を購入する際にも慎重な行動を
とることができるでしょう。

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