投資信託の新商品には危険がいっぱい!?

投資信託を運用する会社は次から次へと新しい投信(商品)を
開発し、運用しているため新聞や雑誌、店頭のポスターなどで
目にする方も多いと思います。実際に購入をすすめられること
もあるでしょう。

しかし、発売されたばかりの投資信託に飛びつくのは禁物で、
その最たる理由としては、「過去の運用実績がわからない」と
いうものがあり、新商品のため運用の実績がないために、どの
程度の「リスク」や「リターン」があるのかという重要な情報
を得ることができないためです。

もちろん「運用報告書」などもまだないため、実際にかかった
手数料なども確認することができません。

売り手側からいわせれば、悪いデータを示すことができないた
め、都合のよいセールストークに徹することができる格好の商
品なのかもしれませんが・・・。

ただ、過去の実績がわかったところで将来の値動きを正確に予
測できるわけではありませんが、投資信託の新商品を売り手側
の話だけを信じて買うにはリスクと不透明要素が多すぎること
も事実。

車を例にとって考えれば、フルモデルチェンジをしたばかりの
新型車には細かなトラブルがつきもので、マイナーチェンジを
1~2回程した車の方が性能も品質も安定していることが多い
ため、やはり何でも新しいものに飛びつくのは考えものです。

もうひとつの「ダメな理由」としては、新商品には流行りモノ
が多いことから、投資信託の流行に乗って次々と発売される新
商品には、関連相場の人気が過熱し過ぎていて、すでにピーク
を迎えていることも多いのです。

実際にこれまでの例をかえりみたとき、ブームに乗って人気の
出た商品ほど相場の調子のよいときに大量に設定(販売)され、
ブームなどはほんの一時ですから、あっという間に相場が下落
局面を迎え、運用成績が一気に悪化するケースが多いのが実態。

「ITバブル」という言葉を覚えている人も多いと思いますが、
まさにあの「ITバブル」のときには設定直後に基準価額が大
幅に値上がりしたものですが、ITバブルの崩壊とともに価格
が急落し、その後も低迷を続けています。

このような「流行モノ」に大金を投資してしまえば、資産がい
くらあっても足りません。

いつの世も「流行モノ」の末路は悲しいものがあります。

ルービックキューブやエリマキトカゲ、最近では芸能人の一発
屋など、ブームの絶頂期はあまりに短く、みんなが注目してい
るときがブームの頂点ということも多く、投資信託も同じで、
みんなが「よさそうだ」と思ったときには一時的に値上がりす
ることがあっても、長続きはしないものなのです。

特に「IT関連」や「バイオ関連」といったいわゆる「テーマ
ファンド」と呼ばれるものは「いまが旬」という時期が極端に
短い傾向にあるため、投資信託初心者が手を出すのは避けたほ
うが賢明といえます。

しかし、販売側からしてみれば、顧客の関心が高い上、投資家
の購入意欲も高い「流行モノ」投信は大量に効率的に販売でき
て、手数料収入が見込める格好の商品。

「この投信が今は人気です」や「多くの方が投資していますよ」
などというセールストークに騙され、「高値で人気商品を買い、
その後基準価額が下落」ということを繰り返しているようでは、
いつまでたっても資産は増えないでしょう。

それどころか、手数料や税金の分だけ目減りしてしまうことさ
えあるかもしれません。

「流行モノ」には手を出さない、投資初心者であればこの点を
覚えておいて損はないでしょう。

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