人気がある毎月分配金が支払われるファンドの盲点

毎月分配金が支払われる毎月分配型のファンドは、人気の金融商品とな
っています。毎月分配型ファンドは高い金利の外国債券に投資しますが、
債券からの利払い以上の分配金が支払われるのが人気の原因です。

内容を聞いてみると、すぐにでも購入したくなるような商品ですが、そ
の前にどのような仕組みで分配金が支払われているのを考える習慣を付
けなくてはなりません。

債券で運用しているのに、債券で得られる利払い以上の分配金を支払う
には、購入した債券を売却して分配金の足しにするしかありません。そ
れでも債券が値上がりして売却益が出るのであれば良いのですが、利益
が出ない状態では次第に運用している資産が減って行ってしまうことに
なります。

分配金を支払うことによって、ファンドの運用がどのようになるのかを
良く考えてみることが大切です。

分配金を支払わないファンドの場合は、利益を再投資することによって
運用する金額が増えて行くので、複利の効果によって利益が出やすい仕
組みになっていますが、毎月分配型ファンドは出た利益をすぐに投資家
に支払うことになっていますので、運用する資産が増え難く複利の効果
を生かすことのできない仕組みになっています。

しかも、通常はファンドの価格が下がったときは売却時に税金がかから
ないことになっていますが、毎月分配型ファンドの場合は分配金に税金
がかかることがあるので、値下がりした時にファンドを売却すると支払
った税金の分も加わって損失額が大きくなるのです。

毎月分配型ファンドは多くの各金融機関が扱うようになって、より多く
の投資家を獲得しようとして他のファンドよりもたくさん分配金を払う
ようにしたり、支払う回数を増やそうとするファンドもあります。この
ようなことすれば、運用するのが難しくなりますし、無駄に税金を支払
う機会が増えるだけなのですが、あまり内容を理解していない投資家に
とっては魅力的な投資先に見えてしまうようです。

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