銀行や証券会社のオススメ商品じゃ儲からない

みなさんが株式や投資信託が買いたいなと思った時には銀行や証券会社
などの金融機関を訪れる事と思います。そして窓口で「○○という投信
は高配当が期待出来ますよ」とか、「こちらの金融商品は年金代わりに
なりますよ」という様にオススメされるでしょう。

しかし、しっかりとした投資の目的も知識も無いまま、こうした「オス
スメ商品」に飛びつくことは止めるべき。それは一体なぜでしょう?

理由は至ってシンプルです。金融機関が売りたい商品とは金融機関自身
がいちばん儲かる商品なのであり、誤解を恐れずに言うならば、その商
品を買うみなさんが儲かるかどうかは二の次だから、です。

金融機関が儲かる商品とは、手数料が高い商品です。肉や野菜であれば
キズ物を売ったり不当に値段を高くしたりすれば他の店にお客さんを取
られる事でしょう。しかし、金融機関には競争相手があまりいないため、
お客さんを失うリスクは低く、しかも金融商品は「キズ」があったから
と言って即座に損をしたりはしないため、お客さんが儲かりそうもない
金融商品であっても手数料さえ高ければ売り付けようとするのです。

銀行との付き合いが2~30年にもなれば、銀行が自分のような長期顧
客にそのようなひどい商品を売るわけがないと思いたくなるでしょう。
ですが、銀行などの金融機関にとっては、付き合いが長い、数千万円程
度の預入がある、といった程度では上客とは見做されません。

さらに、金融業界における護送船団方式の崩壊や、それに伴う金融ビッ
グバンという変化も、金融機関によるそうした商品の販売に拍車をかけ
ています。

いまの日本では大手金融機関といえども経営に失敗すれば潰れます。実
際、「金融業界のエリート」と言われていた証券大手の山一證券や日本
長期信用銀行でさえ潰れてしまったのです。13もあった都市銀行は、
業界再編の嵐が吹き荒れた結果、たった3つのメガバンク+1に集約さ
れてしまい、他は淘汰されてしまいました。金融機関は効率よく利益を
上げ続けていかなくては生き残れない時代になったわけです。

そして、金融機関にとっては個人に金融商品を売る事がいちばん簡単に
利益をあげられる手段なのです。個人で金融機関を利用する人の殆どが
他に本業を持っており、金融のプロなどではないからです。

時代が変化した今でも投資や運用のために金融機関を使う事は悪い事で
はありません。ですが、しっかりした金融知識がないと、ロクに儲かり
もしない金融商品を売り付けられてしまう危険性があるのです。

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