下降トレンドにおける資金配分

下降トレンドでの株の買い保有は非常に分が悪いです。というのは、下降トレ
ンドはした押し圧力が当然に強い相場ですので、大きな潮の流れに逆らうよう
に泳ぐような形になるからです。具体的には、買った株が上がっても売り場を
逃すとずるずるとあっという間に下がっていってしまい、多少の失敗であって
も傷口を大きく広げかねないのです。

下降トレンドは、このように買いにとって分の悪い相場付ですから、買いのみ
で挑む場合には常に資金配分を少なくしておく必要があります。

買いのみであれば材料株のみを基本として、資金量的には全体の3割程度も入
れれば十分です。残りの7割は余裕資金としてキャッシュで保有しておきます。

これを下降トレンド安定型といいます。

もっと多くのリターンを求めたい場合には、材料株の買いと優良株の空売りを
組み合わせるという方法もあります。材料株の買いを3割として、残る7割の
キャッシュのうちの半分(つまり全体の35%)を空売りの保証金の範囲とし
てください。

これを下降トレンド積極型といいます。

例を挙げますと、300万円の資金があった場合、材料株には90万円、残る
210万円のうちの半分である105万円を上限に空売りをすることになりま
す。

積極的にリターンを求めてはいるものの、下降トレンドと同じ方向である空売
りが損失リスクを低下してくれますので、リスクが高まるというわけではあり
ません。この点が、他のトレンドにおける積極型と異なるのです。

そのため、どちらの資金配分を取るのかは投資技術のレベルは関係ありません。

安定型か積極形かを選ぶ基準としては、自分のスタイルに合うか合わないかだ
けですので、他のトレンドの資金配分の選択よりは簡単であるといえます。

注意点としては、他のトレンドでもいえることですが、銘柄の分散を心がける
ことです。

また、材料株の買いについては損切りを早めにする一方で、優良株の空売りに
ついては損切りを急がないことも肝要です。ただし、優良株の空売りの最中に
好材料が出たら躊躇せずに買い戻してください。リスク管理は徹底すべきです。

下降トレンドにおいては、他のトレンドのとき以上に謙虚さが必要です。あま
り大きく儲けようと思わずに、「少しの儲けでいい」という心構えで望むため
にも、ポジションを少なくすべく前述の資金配分で臨みましょう。

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