下げ相場のときは投資しないのが最善の策

混迷期は長期間続くものであることは、前項でお話したとおりです。
緩やかな上昇局面と下降局面が繰り返しやってきます。
 
株式投資において、もっともやってはいけないことは、下降局面での
投資です。売上・純利益ともに好調でファンダメンタル面では申し分
ない株であっても、日経平均が下降していく状態では、それにつられ
て株価が下がってしまうからです。

サイバーエージェントを例にお話しましょう。

同社の利益の推移を示6ヶ月前:+45%、3ヶ月前:+59%、
直近:+202%ときて、2010年4月に新高値を更新しました。

これだけ絶好調であれば、誰もが株価が上がることと考えるところで
すが、現実には株価は新高値をつけた後、39%も下落しました。

その後も同社の業績は、3桁増益を連続して叩き出していました。

これを見る限り、投資家は将来の業績不振を懸念して、「売り」に走
ったのではないことは明らかです。

同社の株価下落の原因は、日経平均の下落によるものでした。ちょう
ど日経平均の下降局面と重なったため、その影響をまともに受けてし
まったというのが実態です。

その後、日経平均が上昇局面に移行したとたん、同社は新高値をもう
一度更新し、約2ヶ月の間に株価は新高値から60%弱も上昇しまし
た。2010年秋の出来事です。

このように、業績が良好であっても、市場全体が下げ相場の場合は、
株価の上昇は望めません。個別銘柄だけ見ていても、利益を上げるこ
とは難しいという好例です。

市場全体を見渡す大局観の重要性を改めて認識させられる事例でした。

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