株取引の失敗事例(売るに売れない状態に・・・)

株取引をしていると、どうしても失敗(損をして)しまうこと
もあります、しかしそんな失敗事例から学ぶことも多いはずで
すから、検証をしていきたいと思います。

Mさんは株取引初心者で、今回初めて株取引をしようとしてい
ます。

株取引自体には5年ほど前から興味があり、証券会社に口座を
開設し、準備はできていたものの、なかなかあと一歩を踏み出
すことができず、そのままになっていました。

そんなMさんの背中を押したのが、インターネットで見つけた
情報の「環境関連ビジネスが今熱い!エコブームは大儲けのチ
ャンス!」という情報でした。

この記事を読んだMさん、「これからは環境ビジネスの時代だ」
と思い立ち、いよいよ行動に出ることにしたのです。

そこで1株3万円で買うことができる「XX環境ビジネス」の
株を1株買ったのです。

実はこのXX環境ビジネスの株は、投資家からの人気を集めて
おり、1年前には1万円だった株価が、この環境バブルに乗っ
て3万円と、3倍になっていたのです。

株を買ってから1週間後、XX環境ビジネスの株は順調に値上
がりし、3万3000円にまで上がっていたため、初めての株
取引で3000円の含み益が出たことになります。

とりあえず最初の取引はこのくらいでいいだろうと、株を売却
し、利益を確定したMさん、今回の成功にご満悦です。

株を売った後もこのXX環境ビジネスの株価が気になり、毎日
のように株価をチェックしていたところ、前回買ったときと同
じ値段(3万円)に戻っきたため、「これはまた儲けのチャン
スかもしれない」と思い、また1株買うことにしました。

その後もXX環境ビジネスの株価は上下を繰り返しながら、い
つしか2万円まで下がってしまったのです。

Mさんはここでったん売ってしまおうかと考えたのですが、再
び3万円に戻る可能性も捨てきれないため、さらに1株を貯金
を切り崩して2万円で買うことにしました。

ここまででMさんは、最初の1株を3万円、次の1株を2万円
で買い、2株を合計5万円で手に入れること成功。

仮に最初のタイミングで2株をいっぺんに買っていれば、6万
円かかっていたところが、5万円で済みました。

株価が下がっていることは悔しいことですが、安く買うことが
できたと、Mさんはこの時点では満足をしていました。

さて、それから1年が経過し、XX環境ビジネスの株価はどう
なったのでしょうか?

環境関連会社である「XX環境ビジネス」の期待されていた新
プロジェクトである「グリーンプロジェクト」が大失敗に終わ
り、何と株価も最初の株価である1万円まで下がってしまった
のです。

5万円で買った株がなんと今は2万円の価値しかなく、3万円
もの含み損を抱えてしまいました。

株を売るに売れなくなっていまったMさん、XX環境ビジネス
の株は今でも塩漬け状態にしていますが、いつかまた株価が戻
ってくると、楽観視しているようです。

◆Mさんの失敗事例の反省点とは・・・

XX環境ビジネスの株を、結果的に塩漬け状態にしてしまった
Mさん、この取引のどこが悪かったのでしょうか?

【すでに株価は高くなり過ぎていた可能性が・・・】

株価が上がりすぎて「バブル状態」になっている株は、投資家
の期待感が株価を実態より高くしている傾向にあるため、株価
が割高になっている可能性が高いといえます。

そのため、投資家の期待を裏切るようなことがあれば、一気に
株価が下がる(暴落)リスクがあります。

バブルに乗ってうまく売り買いをして稼ぐ人もいるかもしれま
せんが、そのような人はベテランの投資家でもほんの一部に限
られるため、初心者のうちは手を出さない方が賢明です。

バブルに乗るということは、イス取りゲームに参加するような
もので、バブルはいつかはじけるものなので、最後まで株を持
っていた(イスに座れない)人が損をします。

ですから、株取引初心者は株をうまく売り抜けることができる
プロやベテラン投資家の、いいカモにされておしまいです。

【予定外のお金を使い株を買って損を膨らませてしまった】

「株を回数を分けて買う」というMさんの考え方は評価できる
ところで、株を買うベストなタイミングを見抜くのはベテラン
投資家でも困難なため、買う回数を分けて高値で買ってしまう
リスクを回避するのは良い判断だと思います。

しかし、予定外のお金(貯金を切り崩したお金)を使ってさら
に株を買い増したことは評価できません。

自分の想定通りに進まなかった場合には、素直に損を認めて損
切りをするということも考えるべきでした。

【株価が売るに売れない状態にまで下がってしまった】

初心者が陥りやすいパターンに「株価が下がりすぎて、売るに
売れない状態になってしまう・・・」というものがあり、これ
は「少し儲かったらすぐに売ってしまう、損をしている(含み
損)を認めたくない」という人間心理もあります。

もし買った株が塩漬けの状態になってしまったら、感情を挟ま
ず、買ったときの株価のことはいったん置いておき、今後もそ
の株を持っておくべきなのか、冷静になって考える必要があり
ます。

仮にもう保有している価値がないと思えるのであれば、さっさ
と売ってしまうべきです。

損を認めたくない気持はわかりますが、いつまでも値上がりし
ない株を持っているよりは、一度清算し、次に儲けられそうな
株を探した方が時間を無駄にせずにすむでしょう。

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