外国人投資家が関係する周辺情報をチェックするとトレードの参考になる

素人の個人投資家は、プロの投資家や銀行や証券会社のディーラーと比
べて、情報が少ないため、外国人投資家の動向は非常に役立つ情報とな
ります。東京証券取引所が投資部門別売買状況として発表しています。

この情報は、個人や法人、証券会社と合わせて外国人投資家の売買の株
数や金額、売買シェアを明らかにしてくれるもので、個人投資家にとっ
ても非常に参考になる情報の一つです。毎週木曜日の引けの後に前の週
の分を発表してくれるので、若干のタイムラグはありますが、有益な情
報となっています。毎月第一木曜日には、月間の状況も発表してくれる
ので合わせて参考にしたいものです。

また、公式発表ではありませんが、毎日の取引前に寄付の成行注文をま
とめた外資系の証券会社の集計も即時性があるものとして注目を集めて
います。ただし、寄付で買い越しでもその後売り越しに転じることもあ
るので、その点では注意が必要です。ただ、外国人投資家のその日の動
向の概略を知ることができるので、個人投資家のデイトレードの参考に
なります。

海外の決算の動向も関心を持つべきテーマの一つです。日本では4月が
年度初めのところが多いのですが、海外の諸国は一般的に1月が新年度
のスタートです。そのため、欧米の年金基金の買いを中心に、外国人投
資家の買い注文が増えるのが1月から3月です。買った株は運用実績と
して通常は年度内に決済する外国人投資家が多く、年金基金なども例外
ではありません。

毎年10月頃になると、外国人投資家の売り注文が増えるのは、決算を
迎えて利益確定売りや顧客に対する換金のための売りをしている可能性
が高いのです。この辺は、相場の流れやトレンドの動きなども関係して
くるので一概には言えませんが、1年の大きな流れとして頭の片隅に置
いておくと、素人の個人投資家もトレードがしやすくなります。

また、オイルマネーは中東のペルシャ湾岸の諸国からヨーロッパを通じ
て日本株に投資されることが多いのですが、イスラム教のラマダン明け
が非常に取引が活発になる時期として知られています。

外国人投資家が日本株の取引をする場合には、通貨差益との関連につい
ても考慮しなければなりません。株式投資でプラスが出ていても為替で
マイナスになってしまっては元も子もありません。一般に外国人投資家
は、自国通貨に対して円安のときに買い、円高の時に売る傾向がありま
す。これは円高のときに含み益が増え、円安のときに含み益が減少する
ことからも理にかなったトレードといえます。

外国人投資家は、株価が割安のときに買い、割高になったら売ることを
考えています。株価と為替の両方を合わせた収益構造を考えることが外
国人投資家の動向を知る上でも重要なポイントとなっています。

また、外国人投資家は、日本株だけのトレードをしているわけではあり
ません。主要な国の株価指数などはチェックするべきです。株式、商品、
債券など、外国人投資家が取引しているものは様々な種類があります。

株式だけでなく、広い視野で外国人投資家の取引対象を理解すると、ト
レードの参考になるでしょう。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る