外国人投資家の存在は大きなポイント

外国人投資家の存在は日本国内の市場でも有名で、もはやその影響力を
感じない日がないほどです。売買代金シェアで見てみますと、2006
年に初めて50%を超えて以降、常に過半数を占めています。売買株数
でも、50%以上を続けています。

さらには、保有率においても外国人投資家は、日本の株式市場の30%
以上を占めるまでになり、いまや外国人投資家を無視して日本国内の株
式投資を考えることはできない状況。

そのような理由から、外国人投資家が日本国内のマーケットに大きな影
響力を持っていて、動かす存在になっています。したがって、外国人投
資家の動き方や考え方を知っておくことが何より重要であり、それらを
十分に理解することが日本国内の株式市場で最後まで勝ち残る秘訣とも
なっているのです。

もちろん、外国人投資家の主戦場は外国なわけで、常に日本株だけで取
引をしているわけではありません。外国人投資家の上手なところは、世
界中の株式市場を観察して、割安な株を探し出して買い、その後、株価
が上昇すれば売り抜けるという手法を持っていることです。

日本国内では2003年にバブル崩壊後の最安値をつけましたが、その
際に買いで参入した人の多くが外国人投資家です。外国人投資家は、そ
れから数年以内の株価が高止まりしているときに一気に売り抜けて、大
きくプラス収益となりました。そして、その後、資金を海外に移動し、
各国で割安な株式を探し出し、同じように大量に買ったのでした。

その後株価が上昇すれば、その銘柄を売りさばき、また新しく日本国内
の割安株を物色するというローテーションで株式投資を続けています。

さらに外国人投資家のスキルの高さに感心させられるのは、投資対象が
株式だけでないということです。外国人投資家が観察しているジャンル
は、株式、商品、債券など、非常に多岐にわたります。一般に株式市場
が大暴落する世界同時株安などの場合は、外国人投資家は、原油を買い
に走りました。これは株と商品がトレードオフの関係にあることを意味
しています。

このようなケースでは外国人投資家は、株式が安いときに株を買い、株
価が上昇するにつれ、原油の価格は下がるため、今度は株式を売って、
そのお金で原油を買いました。そして最後に原油の高値が越えられない
状況になると、今度は原油を売って、底をついた感のある株式の購入に
シフトしていきました。

株式市場では、世の中のカネ余りの状態を反映して、商品や債券ではな
く、株式市場に資金が流入してくることがあります。これは株式が割安
で狙える位置にあると評価されてのことではありえません。単に株式投
資が手っ取り早いから資金が集まったというだけ。したがって、その後、
他の金融商品の評価が高まると、株式に流れてきていた資金はどっと他
の金融商品に流れていくことになります。

外国人投資家は、常に世界中の目玉商品をチェックしているのです。そ
して、ジャンルを問わず、チャンスと思った銘柄や商品に積極的に投資
していきます。これが外国人投資家の真の投資スタイルなのです。

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