外国人投資家は流動性が高く業績が安定している優良銘柄を狙う

外国人投資家がトレンドに上手に乗った取引をしたり、自らトレンドを
作る能力があるのは理解できても、実際どの銘柄を外国人投資家が売買
しているのかははっきりしません。それさえわかれば、素人の個人投資
家も外国人投資家の売買についていくだけで、簡単に儲けることができ
てしまいます。

外国人投資家が日本株に投資するときのポイントは、株式の流動性が第
一で、それに次いで会社の成長度と安定性を重視しています。外国人投
資家は、ここぞというときに一気に買い進めたり、売りを継続したりし
ます。したがって、その取引規模に応じた相手がいなければトレードが
成立しません。

市場にどれだけの株が出回っているかは常に注視しているのです。ある
程度の出来高に達しても、株価が暴騰したり暴落したリしないことも重
要です。外国人投資家が買い占めているときにどんどん値が上がってい
ってしまっては、せっかくの割安株が割高株になってしまいます。この
ような理由で、外国人投資家は、株式の流動性に注目しています。

また、買おうとしている銘柄の会社としての業績や成長性も判断基準と
して重要です。そうなると、外国人投資家が狙う株式の銘柄はだいぶ限
られてきます。時価総額が多いそれぞれの業種を代表する企業が外国人
投資家のターゲットとなることが多いようです。

その中でもPERが低い割安株を見つけて下降トレンドが終わりに近づ
いてきたときに一気に買いをスタートさせるのです。たとえば欧米の年
金基金は安定した運用を第一に考えているので、一獲千金を狙う必要は
なく、株価が安定して推移することを見込める大型株や優良銘柄を日本
株投資の対象とすることが多くあります。

一方、新興市場の中小株をターゲットにする外国人投資家もいます。一
頃有名になったスティール・パートナーズは、超大型株には見向きもせ
ずに中小の株式を狙っていました。もちろん、ここには単なるトレード
による収益アップの目的以外に、その会社自体を手中に収めようとする
意図があるからこそ、比較的保有率を上げやすい中小株を狙っていると
も言えます。敵対的買収などをもくろんでいる外国人投資家は、小型株
を一気に買い占め会社を乗っ取る方法を得意としています。買いの途中
で割安だったものが株価上昇で割高になる可能性もありますが、買収目
的ならやむをえません。

また、外国人投資家の保有比率にも目を向ける必要があります。外国人
投資家が大量に保有しているということは、買収目的でなければ、それ
はいずれ売って儲けるためのものと考えるのが正論です。外国人投資家
がどんどん買い増ししているときに、素人の個人投資家が便乗して買っ
ていくのは賢明な判断ですが、外国人投資家がすでにたくさん保有して
しまった後、後追いのように買うのはリスクが高いと思われます。

それは、いつ売り浴びせられるかわからないからで、儲けのチャンスが
来たと思ったら、外国人投資家は一気に売りに動きます。値上がりより
値が下がる方が急であるというのもうなづけるほどの急落に直面するケ
ースもあります。

したがって、個人投資家は、大量に保有している外国人投資家が売り始
める前に、早めにその銘柄から撤退した方がよいでしょう。

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