外国人投資家の売買動向を探るには

外国人投資家の売買動向を探ることが、株式市場での需給関係を把握すること
につながり、それがトレンド判断にも大いに活きてきます。

そこで、この売買動向をどのように探るのかということになりますが、それに
は3つの方法があります。

(1)寄り付き前(朝方)の外資系証券の注文動向

これは、ロイターのWEBサイトで確認できる情報になります。リアルタイム
で外国人の投資動向を把握できる情報として、有用です。

これをもってすべての外国人の投資動向を把握できるわけではないのですが、
外国人投資家の傾向をリアルタイムに知るにはもっとも適した情報であるとい
えます。

(2)週間投資主体別売買代金差額

(3)月間投資主体別売買代金差額

いずれも、外国人投資家の売買動向を正確に調べるには、大変有用なものです。
一般には投資主体別売買動向とも呼ばれています。

週間に関しては、投資主体別に前週の売買代金の買い越し額と売り越し額の集
計結果が、毎週木曜日に東京証券取引所から発表されます。翌日の金曜日には、
日経新聞のマーケット総合1面にも掲載されます。

月間に関しては、毎月最初の木曜日に前月分の総計が東京証券取引所から発表
され、その翌日には日経新聞のマーケット総合1面に掲載されることになって
います。

これらの情報を元に、売買のタイミングをまとめると以下の通りです。

●買いのタイミング

・外国人との買い越し額が急に増え始めたとき
・個人(日本)の売り越し額が急に増え始めたとき
・金融機関(日本)の売り越し額が急に増え始めたとき

●売りのタイミング

・外国人との売り越し額が急に増え始めたとき
・個人(日本)の買い越し額が急に増え始めたとき
・個人(日本)の買い越し額が現物・信用ともにプラスになったとき
・個人(日本)の信用買い越し額が高水準になったとき
・金融機関(日本)の買い越し額が急に増え始めたとき

いずれの場合も、それぞれの条件が同時に満たされると確率が上がります。

このようなことを判断するためには、投資主体別売買代金差額のデータをエク
セルなどで管理して、資金の流れを統計的に判断することがよいでしょう。

併せて、その週や月にあった経済指標やイベントとも照らし合わせをおこない、
記録しておくとなお良いでしょう。

それらの積み重ねによって、需給動向を察知する能力が上がってきますし、そ
れが運用成績にも跳ね返ってくるのです。

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