相場を大きく左右する外国人の2大勢力とは

日本の株式市場を大きく左右させる外国人投資家ですが、これには主に2つの
大きな勢力があります。それは、「北米勢投資家」と「欧州勢投資家」で、そ
れぞれ微妙な違いがあります。

「北米勢投資家」はテクニカル分析を主体にトレンドを重視する傾向があり、
「欧州勢投資家」はファンダメンタルズを重視して理論分析で行動する傾向に
あります。

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

(1)北米勢投資家の投資行動と市場への影響

北米勢投資家は、とにかくイケイケです。買いも早ければ売りも早く、しかも
その量が極端です。

彼らは悪材料出尽くしで真っ先に買いに走り、新しいトレンドをつくり出しま
す。とにかく、スタートダッシュが早く急激に買い越しが増えるため、日本株
の保有比率も急に高まります。

そうなると、自分達の持ち高調整のために売りをおこない、株価がある程度乗
ってきたところで利益確定を優先させます。そうして売りが一巡して下がった
株を、再度買い直してきたり、再び持ち高調整や利益確定をおこなうといった
行動を頻繁におこなうのです。

外国人全体の売買代金から見た北米勢投資家のシェアは3割程度と案外少ない
のですが、前述のようなクイックな投資行動ゆえに、市場に与える影響は大き
いのが特徴です。

(2)欧州勢投資家の投資行動と市場への影響

欧州勢投資家の投資行動は意外にも慎重です。北米系投資家のつくり出したト
レンドを後追いするような一面もありますが、ファンダメンタルズ(経済の基
礎的要因)を重要視しているのです。そのため、GDPや日銀短観などの経済
指標を徹底的に分析してから行動を起こす傾向にあります。

彼らはファンダメンタルズを重視しているため、それが好調であるうちは一定
の買い越しを続ける傾向にあります。北米勢が調整をおこなっていても彼らが
一定の買いを入れているため、短期的なもみ合いとなりますが、場合によって
は北米勢を上回って上昇に転じる場面もあるくらいです。

なお、原油高の恩恵を受けている中東のオイルマネーも欧州勢から入ってくる
ことが多いです。

このほかにも、台頭するアジア勢(中国・インド・シンガポールなど)の動向
も見逃せません。こちらに関しては徐々に勢力を拡大してきているものの、歴
史が浅いために、具体的な投資行動を把握できていないのが現状。

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