トレンドを見るのに使うチャート、移動平均線

移動平均線は過去の一定期間の相場の平均値を示すもので、相場のトレ
ンドを見るのに有効です。「トレンド系のチャート」の代表的なチャー
トであり、多くの個人投資家が活用しています。

移動平均線が上向きになると相場は上昇傾向であり、下向きになると相
場が下落傾向。横ばいの時には相場がもみあいであると読みます。

移動平均線を見るときに注意したいのは、期間をどのくらいに設定して
平均値を見るかということです。短い期間に設定すると、上昇下降の変
化が小刻みになりすぎ、相場の大きなトレンドをつかむことができなく
なってしまいます。逆に期間を長く設定するとトレンドの変化が数値に
現れるのに時間がかかり、実際の相場が下降から上昇に反転しているの
に、あとから遅れて移動平均線が上向きになることがあります。つまり
長期スパンの移動平均線ばかり見ていると、トレンドの変化に気づくの
が遅れてしまう恐れがあるのです。

これを避けるためには、短期間の5、中期間の21、長期間の90など、
期間が違う何種類かの移動平均線を組み合わせてみることです。こうす
ることで1種類の移動平均線では見えにくかったトレンドの変化が顕著
に見えてきます。

それから、移動平均線にはSMAとEMAの2種があることも覚えてお
きましょう。SMAとは単純移動平均線のことで、10日間の単純移動
平均線といえばその名のとおり過去10日間の値を単純に足し、10で
割った数字のことをいいます。

一方、平滑移動平均線または指数加重移動平均線といわれるのがEMA
です。基準時点から時系列上離れたデータであるほど平均値を取る場合
の比重を減らして計算し、直近のデータは比重を高めて計算するルール
のもと、算出する値です。

通常、移動平均線といえばSMAを使いますが、他のチャートと組み合
わせる場合に、EMAが用いられることが多いようです。

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