市場原理が働かないこともある証券市場

株式投資を有利に進めるためには、市場の特徴を知ることが不可欠です。
各業界にそれぞれの伝統や習慣があるように、相場にも独特の決まりご
とがあります。

働いたことがある人なら分かるように、知らない人から見たら何でその
ような決まりがあるのか、理解できないようなことも数多く存在します。
証券市場の独特の決まり事を理解するために、豆の取引をする例に出し
て考えてみます。

豆の価格は1個だけ買う場合でもまとめて100個買う時でも基本的に
価格に違いがないはずですが、日本の法律の関係で自由に豆を売ること
ができないことがあるので、価格が大幅に上昇することがあるのです。

法律では豆を100個別々に販売する時には、最初は1個だけしか販売
することができず残りの99個を倉庫に入れて保管しなくてはならない
ことになっています。

そのため、販売される豆は1個しかないため、すぐに豆が欲しい人が何
とか手にいれようとして価格が上がることになります。

しかも、豆を購入した人は好きに転売することが認められていますので、
他の人に売って儲けようとした場合は、その後少しの数だけしか市場に
出回っていない豆に好きな価格を設定することによって、どんどん価格
が上昇することになって行くのです。

現実には豆の価格が高騰するようになれば、豆を出荷すれば大きな利益
が得られることが分かっているので、農家などが積極的に豆を出荷する
ようになって豆が市場に出回り、次第に価格が下降するようになります。

しかし、法律の影響で一時的にでも豆の価格が高騰する可能性があるよ
うに、証券市場にはいくつもの欠陥があるので、市場原理を無視して相
場が動くことがあります。

このような市場原理が適用されない相場の特徴を利用して、莫大な利益
を得る人がたびたび出て来ますが、法律に抵触することもありますので
大きな問題となることもあります。

証券相場の欠陥が是正されないままでは、これからも市場の特殊性を利
用する人が出て来ることが十分に考えられるのです。

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