途上国の台頭という新しい時代が到来

ここでは、商品市況(CRBインデックス)においての、新高値更新の
影響を見ていきます。

2002年12月に数年来高値更新をしたのち、2007年からは急激
に上昇しました。2001年1月の底値から、実に3.3倍もの高値に
です。

商品市況と言っても構成する銘柄は実に様々ですが、代表的なものを見
ていきます。原油は、98年7月の底値10ドルから、08年12月に
は147ドルまで値上がりしました。実に14倍です。

金はそこまでではないにしろ、底値から新高値間は4倍もの差がありま
す。米は上場していません。しかし、アジア圏において小売価格が上が
り、タイやフィリピンではそのための暴動にまで発展しました。

この原因は、途上国の多くが穀物の輸出に対し、関税をかけたことから
始まります。そうすれば輸出は減り、国内の需要に対応できると考えた
からです。

しかし、他の国も同じように考えたので、結果として、輸入穀物の量が
確保できなくなりました。どの国も同じような状態になり、国際的な需
給の悪化が起こったのです。これは米価格の上昇となり、人々の生活を
苦しめました。

ここでの高値の背景はなんだったのでしょうか?

それは、中国やインドなどの新興国の生活水準の向上により、商品の需
要が高まったということが主な原因とされています。

このときから、世界の政策決定を話し合うG8を、G20まで拡大しよ
うという機運が高まりました。市場の新高値更新は、新しい時代の幕開
けであるというのは、この商品市況からもみてわかるといえるでしょう。

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