株式投資の本質は一株利益を評価すること

全ての会社は何らかの事業を行って、その結果として収入を得ますが、
その収入から社員の人件費・仕入れの代金・事務所の費用など、さまざ
まな経費を支払わなくてはなりません。

そのため、会社を所有している株主であっても、真っ先に配当をもらう
ように要求することはできません。たくさんの収入があっても、それ以
上に支払わなくてはならない経費があった時には、株主への配当がない
こともあるのです。

会社の株式をたくさん持って議決権を持つような人であれば、株式は会
社の方針を決める力を持つためにも重要なものとなりますが、僅かの数
の株式しか保有しない人にとっては、その会社がどれ位の利益を出すの
かが重要な意味を持ってきます。

株を持っていても、何も権利が発生せずに利益も生み出さないのでは、
持っている意味がないため、ほとんどの一般投資家にとって株式投資を
することは、その会社の利益分配権を買ったり売ったりしていることと
同じといえます。

では、どのように会社の利益を具体的に評価するかといえば、通常次の
ような計算をしています。

1株が10万円の株式を100株式発行している会社が、1年間で10
0万円の利益を出した場合は、1株当りの利益は100万円÷100株
で1万円となります。

投資をした金額に対する利回りは、1万円÷10万円で10%です。

このように計算をしてみると、株式も償還される期限を持たず配当が一
定ではない債券と考えることができます。では、株式のように延々と配
当が支払われる債券があるとしたら、どのような価値を持つのでしょう
か。

株式を1株利益1万円と割引率10%として価値を算出すると、10万
円となります。この1株利益と割引率から計算としたものは、株式の理
論価格と呼ばれるもので、株式の評価をする上で非常に重要な意味を持
つものです。そして、株式の理論価格は1株利益の影響が大きいことか
ら、株式投資の本質は今後の1株利益の動向を予想するものと言うこと
もできるのです。

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