極めて重要な株式の価値の決定方法

会社の株式の価値は、今後その会社が生み出すことになる全ての利益を、
現在の価値に計算したものになります。

これは次のように考えると、分かりやすいでしょう。

もしも会社の株式を全て保有していたのなら、その会社は株式を保有す
る人もものであるため、会社の利益は将来に渡って株主のものになりま
す。全ての株式を譲って欲しいという人が現れた場合には、今後得られ
る利益と同じ金額以上でしか交換しないと、株式を売った人は損をして
しまいます。

そのため、株式の価値は、今後の生み出す利益の総額と同じ価値となる
のです。しかし、実際に価値を計算することになると単純にいかない点
が出て来ます。

それは、会社の現在の価値を、どのように計算すれば良いのかという問
題。まず、目の前の10万円と100年後の10万円では、価値が大き
く違うことが分かると思います。

目の前の10万円は色々なことに使えて大きな価値を持ちますが、10
0年後に10万円を貰うように約束をしても、100年以上も生きる人
は稀ですから、あまり意味のないことになってしまいます。

このようなことを考えると、時間が経つ程、お金の価値が小さくなって
しまうことに気付くでしょう。

このことからも、今後の会社の利益を計算するために、単に1年単位で
利益を足して行くだけでは、適切にその価値を表すことができません。

今後の利益については現在の利益に比較して、ある程度価値を小さくす
るように評価をする必要が出てきます。将来の価値を小さくすることを
割引率といいますが、通常この割引率を使って会社の価値を算出するよ
うにしています。

株式の価値を決める具体的な方法をまとめてみますと、ある会社が今後
生み出す利益から株価を決定するが、将来生み出す分については一定の
割引率を用いて現在の利益よりも価値を小さくして計算をするようにす
るというものです。

この将来の利益と割引率という二つの概念は、ファイナンス論において
も極めて重要な用語として扱われるものなのです。

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