債券の価値は割引率によって決まる

株式以外の金融商品として、債券があります。

債券とは、5年後に借りたお金に10%の利息を付けて返済するといっ
たような契約内容を記した証書のことです。この債券は個人・会社・地
方自治体・日本国などが、借金をする時に利用されるものです。会社の
債券は社債、地方自治体の債券は地方債、日本国の債券は国債と呼ばれ
ます。

会社は株式を発行して資金を集めることも出来ますが、株式と社債では
会計上の扱いが違ってきます。株式で集めた資金は資本となり、社債で
集めたお金は負債となります。会社の状況によって、株式と負債のどち
らを利用すれば良いのかを判断して、使い分けています。

元金が10万円で10年間1万円づつ配当が支払われる債券があった場
合は、この債券の価値はどの位になるのでしょう。

単純に計算をすれば、元金10万円に加えて毎年の配当の合計10万円
を加えて20万円となりますが、10年後の配当の1万円と現在の1万
円とは価値が違いますので、将来の配当については割引をしなくては適
切な価値を算出することはできません。

1万円を年10%の複利で運用すれば10年後には2万6千円にはなり
ますが、10年後に複利で運用して1万円にするためには3千8百円程
度のお金が必要となります。そのため、10年後の1万円の価値を現在
の価値に換算をすると、約3千8百円しかないことになります。

この計算を毎年受け取る配当や10年後に返済される元金に当てはめて
換算をすると、この債券の価値は約10万円となります。

そして、ここで注意をしなくてはならないのが、割引率が高い程債券の
価値が低くなり、割引率が低ければ債券の価値が高くなることです。

債券は全て割引率を使ってその価値を判断するため、債券に対して投資
をする場合は、今後の金利を予想することが重要となるのです。

その他にも、債券の発行元の信用力によっても、大きな影響を受けるこ
とを忘れてはなりません。借りているお金が返済できないような可能性
があるのであれば、そのリスク分が考慮されていないと、誰もその債券
を扱わなくなってしまいます。

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