損はしない元本確保型ファンドの仕組み

証券会社は金融市場で売買するための手数料と、色々な種類の金融商品
をパッケージにして販売することで収入を得ています。

株式などの売買手数料は、ネット専用証券会社などが登場したことによ
って年々値下がりする傾向にあるので、なかなか大きな儲けにならなく
なっていますので、パッケージ商品を売ることによって、大きな利益を
得ようとするようになっています。

パッケージ商品には、資金を運用して利益が出たら元本と利益を手にす
ることができて、資金に運用が上手く行かなかった場合でも元本は返済
するというものがあります。この元本確保型ファンドと呼ばれる商品は、
絶対に損をしたくないと思う人に人気となっています。

元本確保型ファンドは、資金の大部分で海外の割引国債などの安定して
利益を得られるもので運用して、ファンドの満期日に元本と同額のお金
は確保できるようにしておきます。そして、残りの資金は、積極的な運
用をしますが、もしも失敗してお金がなくなっても元本分の資金は確保
していますので、問題が生じることはありません。

債券を預けても証券会社はわずかの保管料しか得られませんが、株式フ
ァンドを購入した場合は運用資金の1.5%が信託報酬として証券会社
の収入になります。本来であれば、割引国債などで運用している部分に
対してはわずかな額の手数用で済むため、元本確保型ファンドの信託報
酬はもっと安くなる筈ですが、このようなファンドは他のファンドと同
じかそれ以上の信託報酬が必要となっています。

顧客が自ら割引国債と積極運用を行えば、コストも安くなって利益を得
やすくなるのですが、元本確保型ファンドの仕組みやコストの意識の行
かない利用者を巧みに勧誘して証券会社は大儲けしているのです。

このようなことは、ファンドの資料を良く読んだり金融関連の書籍を読
めば簡単に分かることなのですが、何も考えずに証券会社を信用するこ
とで、大きな損失を出していることにほとんどの人が気付いていません。

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