リスク=リターンという当たり前の法則

金融商品は「リスク」と「リターン」という2つを軸として語る事がで
きます。リスクとは、「損失を被る可能性」と言い換える事が出来ます。
そしてリターンとは、「期待出来る利益の大きさ」と言い換える事が出
来るでしょう。

金融商品においてリスクとリターンは概ね相関性があり、またそうある
べきです。より大きなリスクを取った者にはより大きなリターンが与え
られるべき。

リスクが大きくリターンも大きい商品には、株式のような商品などがあ
ります。それとは逆に、リスクが小さくリターンも小さく商品とは預金
や国債のような手堅い商品。

当然、リスクも中程度でリターンも中程度な商品もあります。投資信託
などがそれにあたるでしょう。世の中の金融商品を見渡すと、リスクの
大きさとリターンの大きさが連動していると実感できます。

一時的にですが、この関係が崩れる場合があります。「リスクが小さい
がリターンが大きい」状況が生まれる場合です。ですが、こうしたアン
バランスな状況はあっという間にバランス均衡します。「リスクが小さ
いがリターンの大きい」状況とは「美味しい」状況であり、目端の効く
投資家が群がってくるためです。

美味しい状況とは商品が「割安」な状況です。こうした状況に群がる投
資家は「割安」なものを買い込み、「割高」なものを手放します。こう
した取引は「アービトラージ(裁定取引)」と呼ばれます。

そうした動きにより、一時的なリスクとリターンの不均衡は是正され、
市場は合理的なものに保たれます。さらにこうした「美味しい状況」は
滅多にあるものではありません。ですから、「5%利回りで元本保証!」
などという低リスクで高リターンを謳う話があったら、詐欺だと疑って
かかるべきです。

そして、市場の外に目を向けると「高リスクで低リターン」な商品も沢
山あります。こうした商品の多くが個人向けの商品です。なぜこのよう
な不合理が起こるかといえば、販売する金融機関が手数料としてリター
ンを引っこ抜いてしまうためです。

言うまでもありませんが、リスクに見合わぬ商品など買うべきではあり
ません。大きなリターンを提示されたなら、必ず相応のリスクが潜んで
いると思うべきです。

株はリスクが高い商品です。紙切れになってしまう危険性を孕んでいる
代わりに、何百倍にもなる可能性を秘めています。株のリスクは、株価
が値上がりしている時には心理的に感じにくいものなので注意が必要で
す。外貨預金も、預金だから安全だと思われますが、為替差損というリ
スクを秘めています。

市場などの、リスクとリターンの相関が取れている世界では、リスクは
悪ではありません。重要な事は、みなさんがどの程度のリスクなら許容
できるかということでしょう。

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