長期に渡る固定金利商品に内在するリスクとは?

未曽有の低金利時代。少しでも利回りを上げようと、定期預金や国債購
入、社債購入を考える人も少なくはないと思われます。

「普通預金よりは賢い運用でしょう。リスクも低いですし。」そうお考
えになっているかもしれませんが、実は、定期預金や国債もリスクにな
るのです。その理由は以下の通りです。

定期預金は安全でかつ、簡単に出来るので、初心者向けの金融商品です。
いろいろな金融機関が出しているお馴染みの金融商品でもあります。

しかし、どの金融機関であろうと、この低金利時代においては、金利に
変わりがありません。そして、3年より長い定期預金は避けた方がいい
でしょう。なぜなら、今金利が低いですが、ずっとこの低金利時代が続
くわけではないと考えられるからです。

定期預金の次に初心者向けの金融商品が国債です。

あなたは今、定期預金を持っていますか?そのあなたが預けているお金、
金融機関でどのように運用されているかご存じでしょうか?

実は、多くが国債で運用されているのです。それは、国債の方が利回り
も良いため。発行母体が国なので、理論的には、定期預金と同じか、そ
れ以上の安全性があると考えてもいいでしょう。そう考えると買えるの
であれば、定期預金より国債の方がいいと思いませんか?

定期預金だと、いわば、マージンを金融機関に抜かれているのと同じこ
ととなるわけですから・・・。ただし、国債は定期預金よりは自由度が
落ちます。個人向けに売られているものは3年、5年、10年という期
間のものだけです。

さて、国債を買うときの注意点は何でしょうか?これも、3年以上の長
期のものを買うことはお勧めしません。先ほども述べたように、この未
曽有の低金利時代は永遠に続くわけではないからです。

では、社債はどうでしょうか?国債の発行母体が国であるのに対して、
社債の発行母体は会社です。つまり、少し信用度が落ちます。

かつては、電力会社の社債が大人気でした。発行時には証券会社が大々
的に売り出していました。けれども、今だに収束を見ない東京電力の原
発事故。電力会社のリスクが明るみに出たわけです。このように個々の
企業には、特有のリスクがあることは忘れてはいけません。

「格付けをきちんとチェックすれば大丈夫でしょう?」実はそうとも言
い切れません。日本の格付けはあまりあてに出来ないからです。

このように、固定金利の商品はあまりお勧めできません。安心と考えら
れている定期預金や国債でも、インフレリスクを考えれば、安全とは言
えないからです。低金利時代が終わりを迎え、その後の世界を見据えた
投資をすることが必要となってくるでしょう。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る