大きな儲けの大きなリスク―甘い言葉にご用心―

「儲け話には裏がある」とはよく言われる言葉ですが、最近では、損と
得の仕組みが巧妙に隠されて、よくわからないうちに、手数料を多く支
払い、大きなリスクを抱え込むということが増えてきています。

今回は、そんな手数料とリスクが満載の商品を避ける方法を考えていき
ましょう。

まず、大原則として、「理解できない商品は買わない」こと。

例えば、異なるリスクが沢山組み合わされた商品、理解できるでしょう
か?また、オプションなど、金融技術を駆使して作られたデリバティブ
商品などはいかがでしょうか?このような商品には決して手を出しては
いけません。

「通貨選択型米国ハイイールド債」お聞きになったことがある方も多い
のではないでしょうか?今、個人投資家の間で人気のようですが、なぜ
人気なのか私にはよくわかりません。

この商品、金利、通貨、信用リスクなど、リスクが複雑に絡み合ってい
ます。購入された方は、それをきちんと理解しているのでしょうか?こ
ういった商品は、業者にとっては手数料が抜きやすい商品。

リスク商品で運用したい、という場合は、リスクが別々になった商品を
買うようにしましょう。金利なら金利リスクだけ。信用リスクなら信用
リスクだけ。リスクが別々であれば、商品はグッと理解しやすくなりま
す。また、どれか一つリスクを減らしたいときなども、商品が別々であ
れば自分で管理することが出来ます。

手数料も盲点です。金融機関は手数料をあまり強調しません。投資信託
も買ったときに、販売手数料が抜かれます。この点、ネット証券等での
取り扱いが多いノーロード投信にすれば、販売手数料がかからなくてお
得です。また、信託報酬という手数料もお忘れなく・・・。

外貨建て商品になると為替手数料もかかってきます。新興国通貨のほう
が、為替手数料が高めに設定されています。いくら新興国の金利が高く
ても、為替手数料を考えると大きく儲けなければ採算割れする可能性が
とても高いことを頭に入れておきましょう。手数料分、金利と為替相場
で儲けなければいけないわけです。

また、複雑で理解できないデリバティブ商品にもご注意ください。業者
は往々にして、儲けばかりを強調し、リスクを曖昧にする傾向にありま
す。

例えば、「プットオプション」。これはリスクがとても高い商品です。
金融機関がプットオプションを使うときは、何重にもデリバティブを繰
り返して、そのリスクをヘッジします。このリスクヘッジが出来ない個
人が手を出すのは大変危険でしょう。

このプットオプションを業者はあたかも、大変なドル箱のようにお客さ
んに売るわけです。そして、オプション料の一部をお客さんに渡して、
儲けたように気にさせるわけです。

いかがでしょうか?リスク商品を買うときはくれぐれも用心する必要が
あると思います。。

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