長期保有に適したファンドの条件とは

投資の基本は、目標額を設定して長期的に行うことにあります。そのためには、株価や為替の一時的な変動に惑わされない、「長期間の保有に適したファンド」を選択する必要があります。

では、「長期間の保有に適したファンド」の条件とは何でしょうか。

それは、

①資金が流入し続けていること
②信託期間に制限がないこと
③どのように運用しているかが見えること

資金が流入し続けている①のファンドとは、解約者よりも新規購入者が多いということです。こういうおすすめファンドをアクティブファンドといいます。

金融商品販売に関する調査・分析を行っているイボットソン社のレポートによりますと、個人投資家を対象としたファンド4000本以上のうち、1年以上連続で資金流入が継続しているのは1.5%だそうです。

これは純総資産額が30億円以上のファンドを対象としたものですが、ファンド数に換算しますと60本程度ということになります。4000の中から60本のアクティブファンドを選ぶのは、大変な作業です。

少し選択肢を広げて、純総資産額30億円未満、資金の流入継続期間を6ヶ月程度にすると買うべき候補が増えてきます。これはイボットソン社の「投信まとなび」というWEBサイトで確認できるため、ぜひ、利用してみてください。

さらに、資金の流出入を見るときに注意していただきたいのは、純資産額の増減と資金の流出入は連動していないということです。

なぜなら、純総資産額はファンドが保有する株価などの資産に対してのその時点の評価額が影響するからです。資金が流入していても、何かの大きなイベントで一時的に純総資産額が減少することがあります。

当然、逆のパターンもあります。流入資金が減少していても、純総資産が上昇することもあります。ファンドを選択する際には、このような一過性の現象に惑わされないように、よく注意してください。

次に大切なのは運用の透明性です。大切なお金を預けているのに、そのお金でどんな銘柄が購入されているのか、どこを評価して購入したのかまた売却した銘柄に関する理由等がわからないのでは安心できません。

そういった観点からも、あまり多くの銘柄に投資しているファンドは、おすすめできません。どの銘柄が入れ替わったのか、不祥事などがあった際に影響を受ける銘柄を保有しているのかがわかりませんので。

毎月公開される運用レポートを確認しようと思っても、100銘柄もあったら、全部に目を通すには大変な労力が必要となります。ファンドを選ぶ際には20から30銘柄に絞って運用している商品にしましょう。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る