数%の成長差など、誤差の範疇でしかありません

ここでは、非人気株の2つの銘柄を見ていきましょう。

アサヒビール、キリンビールです。

1989年、87年に史上最高値を更新して以来、両社とも20年以上
も新高値を更新していません。投資家はこの2つの株に見向きもしてい
ませんが、実際の業績はどうなっているのでしょうか。

1999年から2007年までの経常利益の伸び率をみると、アサヒが
年率5%増、キリンが8%増です。

ファンダメンタルな面から見ていくと、アナリストはキリンを優秀な会
社だと分析するでしょう。2007年以降、日経平均株価の下げに伴い、
両社とも同じような下げ幅です。アサヒはこの間、7%の増益を果たし
ましたが、キリンは-17%の減益です。

しかし、下げ相場での株の値動きは似たようなものなのです。

キリンは2009年以降、大きく経常利益を伸ばしましたが、それが株
価に反映されたとは言い難く、経常利益がマイナスのアサヒと似た値動
きのままでした。

投資家からすれば、この動きは注目する必要はなく、誤差の範疇といえ
るでしょう。

上場、公開企業は実に4000社もあります。

この中では経常利益を20から30%伸ばす会社もあるのです。

長期的に数%しか伸びない企業はその成長力は埋没し、同業他社と同じ
値動きしかできません。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る