同業他社の見解もチェックすべし

同じ業界に属する株は、値動きも同じようなことが多いもの。

業界の環境が一緒なら成長も似たようなものになるのではないかという、
投資家の考えからきているものですが、これは実際のところ事実に近い
ものがあります。

であるならば、ある会社の株を買う際に、同業他社の会社説明会にも顔
を出すというのは、とても有効なやり方で、そこで会社ごとに成長ライ
ンを異なる方向に描いていれば、そこからなんらかの理由がはっきり見
えてくるはずです。

具体例を挙げましょう。

ビューティ花壇という生花祭壇の葬儀会社です。

最近は花に囲まれた美しい祭壇がトレンドとなってきており、特に従来
は白木祭壇で占められていた関東の葬儀において、着々とシェアを伸ば
し、最近では30%のシェアを誇るようになりました。

生花祭壇だと、当日に花を生けるので技術者の確保が不可欠です。この
点に関し、大手の競合はないため、成長の機会は充分だと経営者は考え
たのです。

時代は高齢化・老齢化です。追い風が吹いているように思えませんか?

しかし、他社の反応は違いました。現役で亡くなった方の葬儀なら盛大
にとりおこなわれるでしょう。しかし、老齢化により、職を退いてから
随分たってからの天命の全うは多くが密やかに行われるものです。

数は多くなれども、質がついてこないので、単価は下がる一方。つまり
収益は大して伸びません。老齢化は業界の成長となるか、妨げとなるか
の判断が会社ごとに異なっていたのです。

このように、ある要因が成長につながるか否かの判断は、同業他社の反
応を見ながら多角的に行う必要もあるのです。

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