ほんとうは難しいトレンドラインの使い方

テクニカル分析の中でも、最も単純な手法はトレンドラインです。トレ
ンドラインとは、チャート上の高値を拾い出し右斜め下方に引いた線で
す。

そのラインに沿うように株価の上下動の幅が小さくなっていき、その振
幅幅を上方に抜いた時点で「買い」とする手法です。

発想的には、ここで述べてきた新高値抜き時に「買い」に向かうという
のと同じです。株価の保ち合いのラインを水平線とするか斜線とするか
が異なるところです。

しかし、トレンドラインには、致命的な欠陥があります。

それは、チャートの期間や起点とする高値により、多数のトレンドライ
ンが作成できてしまうところです。これでは、正しい「買い」サインを
読み取ることができません。

結局、個人の主観が決め手になってしまう可能性が高く、テクニカル分
析の意味をなしません。

世に出回っているテクニカル分析は、もっとも重要である、誰が聞いて
も納得できる論理性に欠けるものがほとんどです。

データをいじくり回しているうちに、相関性だけにとらわれてしまい、
その相関性を裏付ける論理的に説明がつくのかどうかまで、頭が回らな
くなっているのです。

しかしながら、テクニカル分析のすべてが使えないというわけではあり
ません。実用性に優れたテクニカル分析は、ファンダメンタル分析で得
た「買い」サインの後押しをしてくれる、心強い味方になってくれます。

次項からは、論理的に説明がつく実用性の高いテクニカル分析手法を紹
介していきたいと思います。

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