新高値更新日の出来高で株価への期待がわかる

テクニカル分析のひとつの手法として、出来高の評価があります。出来
高を分析することにより、相場の勢いがわかります。

ここでは、新高値更新日の出来高に注目して、二つの銘柄を比べてみま
しょう。

2005年8月1日に商船三井はそれまでの高値を超えました。そして
この日は、過去半年のうちで2番目の出来高でした。直近1ヶ月平均の
約2.5倍です。

ここで勢いを得た商船三井は、6ヶ月間上昇し続け51%も値上がりし
ました。

同じく輸送船舶会社である川崎汽船は、2005年9月26日に新高値
をつけました。同業なだけに、高値更新時期もほぼ同時期でした。しか
しながら、川崎汽船の新高値はザラバ(日中の動き)でつけたもので、
終値では新高値更新はなりませんでした。

しかも、出来高も直近1ヶ月平均の102%と今ひとつ盛り上がりが足
りませんでした。

ここで勢いに乗りそこなった感のある当社の株価は、9月30日にピー
クを迎えた後、下げに向かいました。

ファンダメンタル分析だけでは、川崎汽船の株価は上昇すると判断する
ところですが、テクニカル分析(出来高)と組み合わせることにより、
手を出さずに済んだ投資家もいたようです。

出来高は株価への期待感の表れを示す指標です。新高値を更新しても出
来高が低調な場合は、統計的に見て株価の上昇は期待薄なのです。

ファンダメンタル分析という引き出しに加えて、テクニカル分析という
引き出しを持つことで、多角的に判断することができるようになります。

これでハズレ株をつかむ確率は、格段に下がること、間違いありません。

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