天井株価は二段波動の理論で簡単に予測できる

ここまでは、株の買い方に焦点を絞って説明してきましたが、株で利益
を出すためには買ったときよりも高い価格で売らないといけません。

そのためには、だいたいどのくらいまで株価が上がるのかを、想定して
おかないと「売り」のタイミングを逃してしまうことになります。

ここでは、「二段波動」という天井株価の予想手法を紹介したいと思い
ます。これは「買い」の後、6ヶ月~1年程度のスパン、もっと長い場
合は数年後に出現すると思われる、天井価格を予測する分析方法です。

「二段波動」という概念は、“株価はサイズ・形ともに同程度の2つの
波動を作りながら変動していき、2つ目が波動が終了すると天井株価と
なり、以降は下げに転換する”というものです。

計算手法は、ローソク足ボラティリティのような複雑なものではありま
せんので、安心してください。

まず、1つ目の波動が現れ200円から300円まで値上がりしたとし
ます。このときの波動サイズは+100円です。ここから株価はいった
ん250円まで下落し、再度上昇を始めたと仮定します。このとき、直
近の安値からどこまで株価が上昇するかを予測する式は、次のようにな
ります。

天井株価の予測値=250円(直近の底値)+100円(最初の大きな
波動)=350円

つまり、最初の波動と同じ分だけ株価が上昇するという概念です。これ
が「二段波動」法による、予測天井株価となります。

次に、小さな波動がやってきます。250円から320円まで上昇し。
またここから280円まで下げに転じました。このときの小さな波動は、
小さな波動(1)=320円-250円=70円
となります。

続いて、このときの直近の安値280円から、小さな波動分の上昇が予
測されますので、つぎの高値は
小さな波動(2)=280円+70円=350円
となります。

小さな波動(2)の予測高値と最初の天井株価の予測値と一致しました
ので、ここで頭打ちとなります。

この後は、急速に株価が下落することが多いので、ここで「売り」に出
し、利益を確定させるのが賢い選択です。

「二段波動」という理論なのに、波が3つあるじゃないかと思った方も
いるでしょう。鋭い指摘です。説明したとおり、波は3つありますが、
波動のサイズ・相似形を強調するために、途中の小さな波は1つの大き
な波動として捉えています。ですから、大局的に観て「二段波動」とし
て扱いました。

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